オーディション@ぬらりひょん

サトケン先生のロジカルで明快そして戦略的なレッスンの後、金曜ネクスト残留組は大窓王様を交えて、赤坂某所で食事をしておりました。
お酒も入り興に乗った大窓王様は心眼が開き至言の数々を我々にご披露なさっていた。その間隙を縫い、私は無謀にも「夏のイベント フォークジャンボリーで歌わせて下さい!!」と直訴していました。
“歌なら自信がある”と言い切れるならいいよ!!とおっしゃる大窓王様に一抹の不安を隠しきれず「オーディションをして下さい!!」と哀願する私。
「オーディションをして欲しいという声は多いけれど、色々あって大変だからなぁ…。それに自信があると言い切れない時点で言い切れる人達に負けている。」と大窓王様。
まさにおっしゃる通りでございます。
すっかり諦めモードの私でしたが、大窓王様は何とこれからオーディションをして下さるとの事。
たまたま近くのカラオケボックスで金曜ベーシックの皆さんが盛り上がっているらしく、そこに乱入することに。
ベーシックの皆さん大盛り上がりの中、潜入し歌わせていただきました。1番を歌い終わった時点で悟った…。「じぇっ、じぇんじぇんくうきうごかせてねえ~(ノ><)ノ
もうアカン。
やや大きめの声でよくわかんないフォークソングを力入れて歌うおっさんがそこにいました。
大窓王様は微動だにせずノーリアクション。
オーディションの結果など聞くまでもなかった。
その後、発声の鬼コーチ 山上先生の歌が…。
「父ちゃんのためならエンヤコーラ!!母ちゃんのためならエンヤコーラ!!…。」
ヨイトマケの唄の始めのフレーズが胸に飛び込んで来る。
「これだよ。これ!!」
私は、心で呟いていました。
表現は人に届いてこそ、表現と言える。
山上ちゃん先生の歌は上空からフレーズが飛んで来て私まで確実に届いた。
それに引き換え私はどうだ。
自分の中だけで回っていて全く人様には届いていなかった。
ただカラオケで頑張って歌うおっさんと化していた。
違いは何だ?
人届けよう表現しようとする気持ちの差か?
いっぱい違いはあるだろうが、時間が懸かっても必ず答えを見付けたい。
宴も終わり、帰り際に私は、大窓王様に御礼を申し上げた。
きっと始めから結果は見えていらしたのでしょうが、私に身をもって分からせて下さった大窓王様の懐の深さに感謝せずにはいられない。
「気付くことが大事だよ。ナレーションもそうなんじゃない?」と大窓王様の温かくも鋭いお言葉。
図星だった。
ありがとうございます。
私はあなたに付いていきます。

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