【なめ~くじこ】の、目から鱗の発見物語…
続編は、真逆のスタジオ体験記です!
…アタクシ、
とっても貴重な体験をさせていただきました
今まで自分が教わってきたこと経験してきたことと
まるで違うんですもの、
びっくりです!
まずは、名前の言い方☆
ボイサンは、頭(始めの部分)が大切!とは、
よく聞く話…
その一番始めの部分にあたり、印象を決める名前は、
サラッと普通に言わず、自分なりの色をつけて言うように、
と以前アタクシは教わり、ず~っと続けてきました…
ところが、
スタジオバーズでは、その言い方はNG!
何度言い直してもNGなのです…(^^;
そして、
良くないけどまだマシ、と採用されたものは…
アタクシから見れば意外な感じのする、
何の主張もないサラッと流す言い方でした
言われることが、真逆!
新鮮な経験でした…
収録が始まりました
畠山先生から教わった姿勢…
からだの軸を意識して座り、ナチュラルな状態に
そうすると不思議と
無駄な力が抜けてリラックスできるんですよね~
精神的な緊張も、
からだの緊張をとることでずいぶん解放されます
自分に気合いを入れてテンションを高め…
練習してきた通りに、いざプレイ!
…ん?
ヘッドフォンからの返りが、どうも遠い感じ…
自分の声が、スポンジに吸収されるような感じに聞こえます
…あれれ?
BGMもちょっと遠い感じ…
精一杯、練習通りにプレイしてみました
「音楽変えていいッスか…?」
「はい、どうぞ」
何度かBGMを換えて、同じ原稿を読みます
そうしながら、合う音楽を探しているのかと思ってたバカなアタクシ
音楽のテンポや種類が変わるわけではなかったし、
ダメ出しもないので同じ読みを繰り返した、
全くわかっていないアタクシでした(^^;
途中で、勇気を出して
「…あ、あの~
もう少しBGMを大きくお願いできませんか…(^^;」
と恐る恐る言ってみましたが、
「…」
その後一瞬だけ大きくなりましたが、
録音が始まるとまた小さくなります
これは、このままプレイしなさいということ??
段々、緊張してきました…
でも、やるしかありません
音響は、
スタジオによっても機材によってもミキサーさんによっても、
ホントに違うんですよね~
慣れなくてはいけません
頭ではわかっているのですが
オタオタしてしまいます…
「練習してきましたァ?」
「は、はい!(もちろん)」
「…音楽換えても何回やっても同じなんっスけど」
え~~~!?
同じに読んだんですけど~(^^;
ダメ出しがなくても、
違うプレイをしなければならなかったんですね~(^^;
ゲームボイスの収録では、同じセリフを何度もとる時には、
全く同じプレイを求められます…
が、今回は違いました(^^;
「その言い方は効果的でないのでやめてもらえます~?」
…え?
効果的でないってことはつまり、あのその…
効果的にするとはど~すれば???
…うぅぅ噛み合っていない感じ(^^;
こういう場合は、
できるだけディレクターさんや音響さんと会話をして共通理解をするように、
と教えられてきたアタクシ…
努力はしましたが、
何を求められているのか、何をどうすればいいのか、
さっぱりわかりません(^^;
わかったことといえば、
とにかく話にならない程ダメらしい(>_<)
ということと
コミュニケーションをとろうとすればするほど、それは、
単なる言い訳に聞こえてしまい、受け付けてもらえない(>_<)
ということ
そして、
プレイヤーは、つべこべ言わずに、
納得させるプレイで表現するべし!
と教わりました
互いのイメージしているものが大きく違う場合、
まずそのズレをどうにかしなければならないのではないか…
とアタクシは思った訳ですが、NG!
現場によって、人によって、
良しとされることと感じ方が違う!
とつくづく実感したのでした…
あぁ~、わからないできない情けなさ(>_<)
「音が気持悪い」
「あまりこう言う言い方は他の人にはしないけど…
120%、ダメ!」
うぅ…(>_<)
こうして、一時間のボイサン収録は終わったのでありました
「ボクに何かをしてもらおうとしている、それが違う」
「タゴさんは、いつもボクたちを楽しませてくれるから
ボクも精一杯応えようと思える」
…え?
その時は
頭ぐるぐる(*_*)
?マークだらけのアタクシでしたが、
後に、
プレイヤーは与え手、エンターティナーであるということを
いつも忘れてはならない!と教えられたのかなぁ…
と思いました
違うかもしれませんし、
まだまだ何もわかっていないアタクシですが…
この強烈なスタジオ体験は、
新たな視点から自分を見つめ、ステップアップするための
大きなきっかけとなりました!
頭の中が、?マークだらけの【なめ~くじこ】は、
この後…
溶けて消えそうなからだとこころを引きずりつつ
ある場所へと出かけます
そして、
そこでまさかの奇跡が!?
(続く)