ご無沙汰しております。 今期、金曜アドバンスと映像プロセミナーに通っております、 荒子園ロッコです。
先週からいよいよ始まった映像プロセミナー。 先生方の練りに練られた渾身の授業内容と 家賃の数倍という高額機材に囲まれて、 新人には「ありえない」、現場さながらの体験をさせて頂いております。
先に、エッカヤマシタさんも書いてらっしゃいますが、 第2回の授業は、 「オンエアぎりぎり急遽のナレーター差し替えでのピンチヒッター」 という気分を、イヤというほど味わえる内容。
直前に渡される原稿、ブースに入ると同時に始まるテスト、 立て直しを図るも、立て直しきれないまま終わってしまう本番。 あああ・・・。 映像のスピード、現場のスピードに、全く付いていけない 自分がいました。情けない。
原稿をもらった時点で、どんな映像が来るか、どんな風に読むかを イメージをしてブースに入ったつもりでしたが、 そんなの、一発でぶっとびました。
予想以上のスピードに反応できず、 ありえないぐらいおたおたしてしまったのです。 そのうろたえぶりったら・・・。もう、思わず笑ってしまうぐらい。
これが、実際の本番だったら・・・。 そう思うだけで、背筋がぞぞぞーーっ!!イヤ~な汗が噴出してきます。恐ろしい・・・。
映像に対する表現については、 「映像に力がある時のナレーションはどうあるべきか」を 改めて、考えさせられました。
今までも、ネクストなどで色々な先生方から 繰り返し指摘されてきた、「引く表現」が必要なのだな、と。感情を込めれば込めるほど、ナレーションだけが浮いてしまう現実。はぁぁ、さじ加減って、ホントに難しい。
まぁ、私の場合、表現云々を言う以前の問題でしたが・・・。 今回の収穫は、 ブースでの自分の焦りが、どれだけミキサーさん達をイラっとさせるか!を、身をもって体験できたことに尽きます。
今まで、数えるほどしか経験のないナレーション現場ではありますが、 そこで出会ったミキサーさんに、どれだけ迷惑をかけていたか、
そして、皆さんがどれだけ優しかったか、どれだけ助けられていたかと思うと、涙が出そうになりました。
新人で経験がなくても、現場でそこまで悲惨な状態に陥らないための最低限の準備というものがあるのだ!それを今のうちにやっておかねばっ!!
今さらではありますが、またひとつ、新たな課題を見つけた授業でした。