サルトルが囁く

こんばんわ。泣き言担当兼春二期の大江です。
その機密性故に『ナレーター界のCIA』と名高い猪鹿蝶の狩野長官から、新たな指令を頂きました。
ご報告させて頂きます。
☆ドラクロワ(2010年10月4日(月)スタート! NHK総合にて毎週月曜日22時55分~OA!!)
【番組HPより抜粋】・人生を変えた「ドラマチックな苦労話」、略して「ドラクロワ」を様々な内容で紹介。涙なしでは見られない“感動秘話”が満載。有名な絵画「民衆を導く自由の女神」(ドラクロワ)を番組イメージに使い、とことん前向き、濃くてベタな“応援”情報番組!!
皆様もご存知の都さゆり先生と一緒にナレーションを担当しております。初NHKレギュラーという事もあり、ナレーションにも俄然力が入ります。
狩野長官、ありがとうございます。今更の感のあるジャックバウアーよりも頑張ります。
皆様も是非ご覧下さい。
最近、ふと振り返る事があります。
第二期で入ったアドバンスクラスの衝撃と挫折。考えた考えた考えた。動いた動いた動いた。そんな二年間。
アドバンスの内容をひたすら模倣して模倣して模倣した。
そこにはバーズの恩人達への感謝の気持ちもあり、それなりの覚悟もあり、強い野心もあった。なにより「自分がナレーションをやる事には何か意味が…いや、これは運命なのだ!」と、強く囁き背中を押す様な使命感が常にあった。
フランスの哲学者、サルトルの思想に『実存』とゆう思想があり、さらに二つの考え方があります。
「即自:存在以前に、その意味や意図が決定している」
「対自:その意味や意図が決まっていないまま、存在だけはしている」
使命的にナレーションを人生の最上級にランクインさせ「自分にはもうナレーションしかない!」「そのナレーションで失敗は出来ない。失敗したら終了!」と脅迫的に決めつけ、結果、無意味に追い込まれて失敗してしまう事が、仕事・生活の両面で沢山起こりました…。本当に、山程。
曰く、人間という存在は『対自』に分類されるそうです。それは「何も決まっていないからこそ『自分』と向き合い『自分』が何者なのかを『自分』で決定する事が出来る」というもの。バーズで習った『自己受容』に通ずるものを感じます。
出所の分からない使命感で『即自』を演じ、そこにすがって頼って逃げ込んで。『自分→ナレーション業界』ではなく『ナレーション業界→自分』という客観が持てないから、主観の考え方や悩みで勝手に自滅していく。ナレーション業界からナレーターを見たら『即自』も『対自』も存在意義は十分に…
だっだめだ!これ以上は作文になってしまう。
思想・行動のシンプル化を推進している筈の自分が、なぜ今更こんな!くっ!
そう、大江がこんな長文を出す時は、決まっていつも壁にぶち当たった時……。
一体何枚壁あるの?施工業者出てこいこら!
しかしなんでしょうか。この壁、登りてー!
では、また秋に会いましょう。
大江吉史
ブログ:http://ameblo.jp/patricks/
追伸:今回のサルトルの思想、一部分のみをかなり大雑把に展開してますぅ。
賢人義村社長の片手間の論破が怖いぜ……
あばよんた。

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