CMセミナー二回目。鈴木省吾さんの登場です。普段からあの声です!うわぁ、こうあれたらいいなぁ。
あ、秋4期金Bの長谷川です。
皆さん既に書かれていますが、求められているものは、『ただ読む』まずはそれ…だけ、のはずなのに…
“だけ”なんて軽々しく言えないっ(>_<)
省吾さんのレッスン、実は、受ける前からなかなかにドキドキだったんです。
ドキドキ要素①つくりたがり分析したがり
原稿をもらうと、全体を把握するとともに、たてたい箇所、ブレスの位置、ぱっと掴みにくい長い言葉や文章は単語や文節に分ける、ここは低く(高く)入ろう、イメージはこんな風、などなどなど、時間の許す限り、練ってこねて組み立てたい方です。
実際に読んでみると違ったり、組み立てた表現ができなくてその後をかえざるを得ないことはありますが、まずは。
やりたいし、ある程度は必要だと思っていました。
ドキドキ要素②地声について
先月から始まったバーズのレッスンですが、既に二人の先生から指摘されています。
まずは畠山さん「つくってるよね?」
そして山上さん「君の地声はわからないッ」
“つくってる”意識は、多かれ少なかれだいたいあります。ただそれは、アナウンサー調でいこうとか〇〇さんっぽくとか、イメージからくる役づくりに近い感じで、声そのものは自分の出しやすい範囲でやるように務めていました。だから、地声やその付近で表現している気でいたのですが、あれ、これは地声じゃないの?!と大混乱。
更に、畠山さんが
「省吾さんも地声をすごく大事にするから、地声が出るまでずっと待ってたりするよ」。
ずっと…?
そんなわけで、地声迷子でつくりたがりの私に、スムーズに『ただ読む』ことができるのだろうかとドキドキしていたわけです。
できないわけはないのに、なんだろう、いろいろ凝り固まってしまっているのかな。
そして私の番。
力を抜いて、張らずに、組み立てた音の高低はつけないように、明るい暗いも意識しないように、イメージすることだけをしてやることにしました。
すると、選ぶ原稿まで変わります。最初にこれだと思った原稿は、慣れない上記のやり方だと表現しづらく、つくってしまうと感じたためです。
そしたら、声について改善すべき旨の指摘はありませんでした!おぉ、地声迷子に光が射してきたかも?
しかし、原稿を“言いたくなる→言っちゃう”までイメージを膨らませて発したつもりが、
「不自然な間だった」
「例えば、間をあけないで言ってもいいんだよ」
戸惑いのまま今日の順番は終わりましたが、後から『ただ言う』だから、ただ言ってみれば良かったのかな、ただ言うにも、もっとやりようがあったかも、と何かが湧いてきたり。イメージしたりしなくていいの?と自分の中から声が聞こえますが、省吾さんはレッスンの中で、
「結果をイメージして喋らないで」
ともおっしゃっていました。
その言葉を聞いた時も、こうしたい、こうしようってイメージしちゃダメ??とここでもはてなの嵐。
でも、もしかしてこのあたりが『覚えて、全部忘れる』につながるのでしょうか。
まだ掴めてはいませんが、糸口の糸一本つまめた感じ?
今日はこれから畠山さんのレッスンです。
更なる光は射してくるのか。
糸をもっと強固なものにして引き寄せらるたらいいなぁ。