目標志向

先週の省吾さんCMセミナー。自選CMです。長谷川りかです。
今回は、ピンときたCMがあった→でも、そのナレーションを書き起こさずに、ネットの紹介文を拾ってきて原稿として提出→声に出して練習せず、イメージだけを膨らませてレッスンで表現、という流れでやりました。
既存の表現に囚われるのが嫌で、固めすぎるのが嫌で。新鮮味が失われてしまうかなと思って。それよりだったら、イメージをそのまま声に乗せる自分の技術にはまだまだ不満ですが、気持ちだけ募らせてそれで臨もうと。
そうやってした表現を、客観的にどう感じられるのかという興味もありました。
結果、なかなか好感触だったのですが、そんな背景をアフターバーズで省吾さんにお話したら、
「じゃあ、今度は作り込んでやってみるのもありじゃない?」
おぉ、なるほど。是非やってみます。
自分の表現で作り込んだ上で、当日のディレクションに柔軟に応えられるか、新鮮味や気持ちのテンションは維持できるのか、など、短いCMという表現を作り込んで臨むと自分はどうなるのか、わくわくです。
CMは、初見の方が好きかも。
今回も、あまり意識しない自然な流れで、なるたけ初見に近い状態をつくったし…想いや瞬発力やセンスが試されるのが楽しいのかもしれません。もっともっと、鋭く柔らかく深くなりたいなぁ。
自分がやりたい作品を表現できることは楽しいながら、CMをじっくり温めて温めて、ということができるのか…は、次々回。とはいえ、現場では数週間あっためられることはないと思うので、経験ですね☆
しかし、今までは、CMナレーションと番組ナレーションの違いって、よくわからなかったんです。濃さのようなものやメッセージ性の違いを、なんとなくぼんやり感じていたくらいで。
でも、バーズに入ってよーくわかりました。まだ肌感覚の部分も大きいですが、なんとなくが明確に。
そんな認識も、自分の方向性を定める要素のひとつ。
本や国語が好き→文章が好き→文章(=ナレーション)ならなんでも嬉しい!楽しい!喜んで!のテンションは変わっていませんが、その中で自分の興味の方向がわかるのは、ちっちゃい途中途中のゴールや通過地点を定めやすくなっていいなぁ、おもしろいなぁ、とてくてく歩んでおります。

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