ヴォイスサンプル!

最近、ドラマ「ザ・ホワイトハウス」に血道を上げている金Nの上原です。
私事で恐縮ですが、ヴォイスサンプルを録りました。
山上先生の卓越したプロデュース&ディレクションにより、ビートニク仕様の実験的要素満載なものに仕上がりました。
当初、「俺が俺が」の自分よがりな表現をやめて、地声でスタンダードなサンプルを創ろうと考えておりましたが、「俳優的なアプローチ」を取り入れてみようという校長のアドバイスと、ならばビートニクに挑戦してみようという山上先生のディレクションによって、「俺が俺が」の範疇を超えて、もはや「拙者が拙者が」に昇華?した感じです。
今回の収録は、自分のなかにある「表現の素」を追認識した体験でもありました。表現の素は、常に頭の中に漠然とした状態で漂っていて、自分では「声の可能性」だとボンヤリとは知っています。
でも、それは形にしてみてはじめて認識できるものだと思います。一度自分の外に出してから(出せるようにディレクションして貰い)、それを客観的に追認識することなんですね。
無論、それによって明らかになるテクニック面の改善点も佃煮にするほど出てきます。今回、原稿の一部も自作したのですが、その衝撃的なセンスのなさ(文章に動きがない!)をとてつもなく冷静に思い知らされました。
そんな意味では、可能性、改善点、両面含めて、今回の収録は自分にとっても非常に重要なものになりました。
ちなみにナレーションとは直接関係ありませんが、自分を知る手がかりを得る為には、「エニアグラム」というものもありまして、いま私自身も「ザ・ホワイトハウス」並にハマっております。
ご興味のある方はバーズ文庫まで。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です