おはようございます。
土曜ベーシックの徳川です。
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少し前になりますが、山上先生のレッスンと畠山先生のレッスンを振り返って・・・
山上先生のレッスンでも触れられていた
「アレクサンダー・テクニーク」。
畠山先生がレッスン中に仰った
「こう動かそうと思えばその通りに体が動く」。
この二つを交えながら、私も日々探求中のことを共有させていただきます。
(私なりの解釈も混じっているのでご容赦ください。)
この記事が皆さんの中に「点」として残り、
いつか他のことから得たとつながって「線」になれば幸いです。
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人間の体には、生来備わっている様々な機能があります。
体をひねる、目を閉じる、声を出す、などなど。
「右手を上にあげよう」と思って動かすと右手が上がりますよね?
このとき、ただ右手が挙がっているように見えて
体の中では非常に多くの動作が生じています。
脳からの指令が右手にむかって発信され、
鎖骨、肩、上腕、前腕、肘、手、掌、指先など無数の筋肉と骨が動いています。
でも、どの筋肉や骨を、どのくらいの力で引っ張って、どれだけの角度を開いて・・・
なんて意識はしませんよね?
人間の体は「こう動かそうと思えばその通りに体が動く」ように出来ているのです。
そして、山上先生のレッスンでワッショイ後に横になったときの体の状態。
「体に余分な緊張がない」状態を手に入れられれば
より繊細な動きが出来たり、高いパフォーマンスを得られるようになります。
ということは
「余分な緊張のない自分の体を自分の使いたい通りに使う」ことができれば
ナレーションでも自由なプレイが出来るのではなかろうかと思っています。
前置きが長くなりましたが、本題です。
今回のテーマは『スカイフック』。
まず直立してみてください。
早速、ここで一つ質問です。
「本当に直立していますか?」
そのままの体勢で、腰周りの状態を確認してみてください。
上半身が腰に乗っている、腰に上半身の重みがかかっている、
そんな状態になっていませんか?
駅のホームで電車を待っている方を見ると
多くの方がこの姿勢になっています。
この状態では、腰に不要な負荷がかかっているので
体には余分な緊張がかかっています。
普段、この姿勢をとることが多いということは
余分な負荷がかかっている状態で生活していると言うことです。
そこで、こんなことを意識してみてください。
「空から誰かが私の頭蓋骨を引っ張っている」
頭上からフックをかけられて、アタマを引っ張っています。
そう意識しただけで、体に変化が起きています。
先ほどの直立状態と比べると
・首が長くなった
・背骨が伸びた
・腰に負荷がかからなくなった
そんな気がしませんか?
実際、たくさんの骨で構成されている脊椎では
骨と骨の隙間ができ、脊椎本来の状態に戻りました。
脊椎が本来の状態に戻ったことで、
それぞれの骨に本来かかるべき負荷がかかりました。
そのため、腰の負荷が本来の負荷に戻りました。
さらに、重力で下に引っ張られる力と
スカイフックで上に引っ張られている力(実際には意識ですが)が
均衡して、体が安定します。
さぁ、これで前に歩いてみてください。
足の運びが軽くなった気がしませんか?
不要な緊張や負荷を解くだけで、体のパフォーマンスが上がるということを
実感していただけましたら幸いです。
ではまた、次回の投稿でお会いしましょう。
徳川