ショートになった土N8期です。
この何週間かの間に、ナレーションのコピーに関するレッスンを3回受けさせていただきました。
・あおい先生のコピーオプション→山上先生の通常レッスン→山上先生のナレーション分析オプション
(思い返せばなんとも贅沢な…。)
元々コピーには苦手意識があり、これまではとにかく形を追うことに一生懸命になってしまっていました。
音の強弱、高低、息の吐き方やタイミング等々。
(その形だけでも、私のコピーは輪郭がぼ~んやりとしていましたが。)
このままでは違う違うと思いつつ右往左往していたのですが、先生方の指導を続けて受けられたことで少し先が見えたように思います。
「生理を盗む」ということについて、先生と私の認識にずいぶん差があったんだというのが最初の発見です。
私は、まずはフィジカルな面(ひと息ではここまでしかしゃべれなかったんだなとか、元々の声が息声に近いとか、そんなようなこと?)に焦点を置いて、その上で、この部分ではどういう気持ちがしゃべりに乗っている(ように聞こえる)のかを考えていました。
この時点で、気持ちを考えるということにつまづき、どうにも先に進めなかったわけです。
お芝居なら自分の考えで役の気持ちを選べるところもありますが、コピーは完全にオリジナルに合わせなければならないので、「TVを介してナレーター本人の本当の気持ちを100%理解してコピーするなんてどうしたらいいものか」ということになるわけです。
そこに困るとそのうち形もばらばら崩れていくので、なんだかよくわからないものが出来上がります。
気持ちを理解しようとすることが間違っているとは思いませんが、私の場合は、物を形作る芯がないまま色付けしようとして総崩れするといいますか。
山上先生のレッスン内で、生理と並行して存在する道理(芯)の説明を受け、あぁ、あおい先生が何度もおっしゃって下さったのはこれかと思い至りました。
番組を作り上げる当然のルールを踏まえた上で、その流れに乗りつつ自分をどう出すのか。どう出したいのか。
コピーするナレーターさんのそのポイントを探し出してからでないと、薄ぼんやりとしたコピーもどきにしかならないんだな~と。
(あおい先生のオプションでは、コピー元のナレーターさんと私との人生経験の差も指摘されましたが。)
というか、その前にルールをしっかり身につけないといけないことがよくわかりました。
ということで、どちらにとっても有効な手段としてキューシート作りを教えていただいたので、ひとまず30分番組を完了。それを見ながら番組を何度か通して見直すと、その度にまたいろいろ修正点が出てきます。
それでも完璧とは言えませんが。。。ひとまず、形にできたことはよかったです。
形にすればようやく手書きでいろいろ書き込んだりしていけますし、そこでやっと本来のナレーションの練習(声に出してしゃべる)をスタートできるわけですし、今後も続けていこうと思います。
私はなかなか歩みが遅いので(^-^;、いつどのくらいの効果が出るかはわかりませんが、頭で見つけていったことを徐々に感覚に落とし込んでいけたらな。と。
あぁ、他にもいろいろあったんですけど、ほんとにいろいろあったんですけど、長いのでこの辺で。
レッスン受けたみなさん、今後お互いに吐き出し合いましょう。