土曜ネクストの伊賀崎です。
「言葉に息をコーティングする」というお洒落な表現で伝えてくれた逸見先生によるウィスパーの授業。逸見先生自身も、そして先生のナレーションもお洒落!容姿や立居振舞、発言、ナレーションなど、これらの表現の関係性を考えずにはいられないっ(>
<)!そしてウィスパーにおいては「息をコーティングする」という表現はまさにピッタリ!と実感することができる授業でした。
私は今回ウィスパーの授業は2度目の受講です。1回目の授業では「完全に普通に読んでいるので、今の100倍ウィスパーを意識して、もうこんなに無理だよ!というくらい囁いてみよう」とアドバイスされました。その時私がやったことは
→声量を落とすことで息の割合を多くする
です。声量をかなり落としたためか音が不安定だったので、いまいち自分の中ではっきり掴んでいない状態でした。しかしこの時「音がちょっとクールで響きもまあまあある」という言葉を先生からいただき、それが単純に嬉しくて、その時からウィスパーが大好きです。この感覚を忘れないようにと今まで取り組んできました。
が!2回目の授業。同じ感覚でやったはずなのに上手くいかない。もっと声出していいよ、と言われます。それだと前の授業で指摘されたように普通に読むのと変わらなくなってしまうのでは???と思いながらも指摘されたようにやってみると・・・違う!音が違う。私が出したかった音に近づいたのです。
先生からのアドバイスで、私は自分の考え方が間違っていたことに気が付きました。
「声量をマイナス」にすることで息の割合を多くするのではなく、
→声にもっと「息をプラス」して響かせる!
でした。つまり声のボリュームはそのままでそこに息を混ぜていく、というもの。どちらも息を多く混ぜた喋りではありますが、考え方の違いで音がだいぶ違うことに驚きです。この時の私はすでに息を混ぜた音を出せていたので、そのままボリュームを大きくすればいい、ということでした。そうすることで“無理にボリュームを小さくしているような音”から→もっと“楽に発せられる音”になるので、聴いてる方にとっても良く聴こえるのです。
ちなみに「声量を落とすことで息の割合を多くした」というのは今回の授業を受けたことで初めて分析することができました。それまではあまり考えることもなくやっていましたが、今回は少し掴んだ感覚があります!大好きなウィスパー、大切なことに今気が付けて良かったです。
これからの個人的な課題としてはまず、ウィスパーにしたときに暗く聴こえないようにするにはどうしたらいいかの研究が必要。そしてウィスパーでもバリエーションをつけられるというのが非常に興味深く、タイトルや説明その他ナレーションの意味合いが違うところで変化をつける、ということにも取り組んでいきたいです。
逸見先生、どうもありがとうございました!!
伊賀崎知子
修正!ウィスパー
