春10期ベーシッククラスの野村です。
先日、藤本先生の「ヒルナンデス!」収録を見学させていただきました。
売れるための17ヵ条のひとつ 「運」とのご縁がありゲット出来た、またとない機会!
喜びも大きい反面、当日まで「まだベーシックの段階でスタジオ見学なんて早かったかも…大丈夫かな、失礼のないようにできるかな」と緊張と不安でいっぱいでした。
先日の「守・破・離」でもあった「身分が…」という例に通ずるものがあります(笑)
分かっているつもりでも、そういう精神状態に陥ってしまうんですね…
結論から言うと、そんなことを不安に感じていたなんて馬鹿らしく思えるほど刺激を受けましたし、とても勉強になりました!
まず私が見学以外で気をつけて準備したことは
・過去にスタジオ見学をされた方にアフターでお話を伺ったり(伊賀子さんありがとうございました!)、バーズブログの感想を読みなおしておく
・服装
・手土産
です。
あと当然ながら番組を一度じっくり見ておくのも、番組の構成や気になるポイントを気にしながら見学できたので、やっててよかったなと思いました。
反面、必要だったなと思ったのは
・名刺、サンプル作り
・コミュ力
です。悔しいけれどこれは今後に生かしたいです。
肝心の収録ですが…
びっくりしたのは全てテスト本番だったこと。
原稿が届いて藤本先生がチェックに使われたのは10分だけ。最後のページをチェックされている頃にはスタッフさんから「いけますか?」の声が。早い〜〜!
でもさすが藤本先生。「いけます!」と爽やかにブースに入っていかれました。
たとえば授業で原稿を渡されたら、下読みをしたり、知らない単語の意味やアクセントを調べたりしますよね?
現場ではそんな暇、本当にありません。日常から意識して言葉に接することがどれだけ大切か痛感しました。
それに一度も映像を見ないまま収録と同時にVが流れるので、テロップや絵替わりの意識なども事前に構成を練るというより瞬発力なんだなと感じました。
バラエティの原稿を見るとここでこう工夫して…といろいろ考えて頑張ってしまいがちですが、楽〜にすること、引き算を使うことも本当に大事なんですね。
とにかくスピードが早くて、止まるときはトチるかタイムがおさまらなかったか、原稿の手直しがあるか…くらい。
あっ、これはぜひ見習いたい!と思ったのが、アクセントの認識違いの時の対応。
原稿の中にひとつ、アクセントの間違えやすい単語があり、プロデューサーさんに指摘をされたんですが…藤本先生は間髪入れずに正しいアクセントの提案をされていました。しかもアクセント辞典の音声再生も使っての提案!(この流れがスムーズすぎて、準備いいな!と感服しました)。
以前、田子先生が「アクセントが間違ったままオンエアされてしまうと、ナレーターが馬鹿にされてしまうから気をつけよう」と仰っていましたが、ナレーターとして戦わなきゃいけない場面って意外に多いんだなと思いました。
でも提案されたものを否定するのって勇気が入りますし、言い方によっては相手を傷つけることもありますよね。そこをピリッとした空気にならないよう配慮も感じられる提案の仕方で、本当にすごかったんです。
休憩の時に伺ったんですが、「自分がナレーターとしてどういうキャラで仕事をするか」というのも大事なんだそうです!
そしてそして!
実は今回は藤本先生の後に、同じく「ヒルナンデス!」の収録でいらしたら四本木さんの収録も見学させていただきました。コピーもしている大先輩の集録を見学できるなんて…幸運の女神様ありがとう。。!
過去に見学に行かれた方はみなさん感じられてますが、スタッフさんから尊敬される人になるって本当に大事です!
お二人の技術ももちろん勉強になりましたが、今後は「へりくだりすぎない」というのも私の課題だなと感じました。
ナレーターだけでなくスタッフさんの熱い思いも肌で感じることができたプロの現場。
このテレビ業界で私もナレーターとして貢献していきたい!一緒に仕事をしたい!と強く思いました。
スタッフの皆様、藤本先生、四本木さん お忙しい中、本当にありがとうございました。
「ヒルナンデス!」スタジオ見学/藤本先生
