水曜モードのK本です。
これまでのレッスン3回を振り返っているので、超長文です(笑).
モードの授業も3回目。
講師の先生方は既に自分スタイルを確立した方々なので、
おっしゃることの全てが正しい。
けれど、おっしゃることが180度違うことがある。
「ちゃんと喋ることが大事」とおっしゃるあおい先生。
逆に「きちんと喋る必要はない」とおっしゃる田子先生。
正直、どちらを取り入れるべきか迷ってしまった。
その時、守破離の授業の学長のお言葉を思い出した。それは、
「まずはやってみよう!
このチャレンジする気持ちがとても大事」という言葉。
そう、今やるべきは、両先生のアドバイスを意識することだ。
たしかにおっしゃっていることは真逆のようだけど、
一周回って同じことをおっしゃっているのではないかと感じるから
「まずは」両方をしようと思う。
それに、まだどちらかを選ぶ段階にない。
…と腹をくくり、迎えた大江戸先生のレッスン。
「自分が思う下品なくらいやり過ぎが丁度いい」
「勝負した方がいい」
「説明できる面白さなら何をやってもOK」というアドバイス。
なるほど!と膝を叩いたが、
よくよく考えるとこれはかなり高度なこと。
「さてどうしよう…」と正直困った。
実はこれまで、強く張り上げるような喋りをしたことがなかったので、
ナレーション業界でいうところの「無難」ばかりをやってきた。
なので「やり過ぎが丁度いい」という言葉を聞いた瞬間に浮かんだのは
「どうしていいか分からないから、ひとまず自分のスタイルで喋ろう」という
『妥協』だった。
「やり過ぎ」から逃げようとした。
そして思い出した「何のために”バーズ”に通っているのか」ということを。
失敗を恐れるがあまり「それなりの平均点」を狙いに行って
「爪痕」を残せず無難に終わってしまうのは、いつもの私のパターン。
それを続けるだけならバーズに通う意味がない。
「ならば自分の中の一番”やり過ぎ”な喋りをしてみよう!」とチャレンジした。
が、まだマイクとヘッドフォンのない環境に慣れないこともあって、
声の限度がつかめず、今朝は喉が痛い。
チャレンジし過ぎてしまった(笑)
しかし、これで一つ学んだ。
「あの喋りをすると喉を壊す」、
つまり私には合わない喋りだという学び。
さらにこんな学びも。それは「自分の思考癖」。
私は、レッスンでも現場でも「上手くやろう」と無難になりがち。
プロデューサーに、ディレクターに、ADに、クライアントに、マネージャーに
褒められたくて。
そんな「他人から評価されたい」という「依存的な他人軸」の思考に
実践のレッスンで気づかされるとは思いもしなかった。
まだ「私のナレーションスタイルはこう!」と示す段階にもないのに
「上手く思われよう」なんて…恥ずかしい(笑)
大切なのは「どう思われたいか」ではない「どう在りたいか」。
だから、大江戸先生のおっしゃった
「まず広く吸収して、
その次に深く吸収すること」の
「広く吸収」することを頑張る。
そしてレッスンを
「上手にやって褒められる場所」ではなく、
「チャレンジする場所」にして、
いつか「自分はこう喋るナレーターです」と
自分の在り方を「MAX」で示すことができるように
「今の自分」を超えて行こうと思う。