ゼロからのバーズ

ナレーションの知識、経験ゼロ。演技など、人前で表現をした経験もない。驚くほど何も持たない状態でバーズに入学して、1年が経ちました。

2期を終えて思うのは、ナレーションの勉強はとても楽しいということ。
そして、スクールバーズに入学して本当に良かったということです。

1期目の半年間は、正直大変でした。
いつもテレビで聞いているナレーションには、こんなにもテクニックが使われているのかと驚くほど、繊細で大胆な技術がありました。

バーズの授業は、トッププロのテクニックを教えてもらう、ただ受け取るだけの授業ではありません。
課題の読みにいただいたアドバイスに対して、その場でできるだけ対応するための基礎力、原稿に対して、なぜその表現を選んだのかを説明できるだけの知識など、先生とのキャッチボールがあって初めて生きてくる、コミュニケーションのような授業です。
ゼロスタートでキャッチボールができるはずもなく、ましてや表現力などは全くなく、意欲だけでは越えられない壁がありました。

変わり始めたのは、2期目に入ってからでした。
先生にいただいたアドバイスにどう対応したらいいのか分かる。授業までの間に何をしてきて、課題に対して何をしたかったのか伝えられる。
しかも、先生の指摘は超的確。
いただけるアドバイスも変わってきて、授業が格段に楽しくなりました。

この1年、落ち込むことはあっても卑屈にならず、むしろ楽しく続けられたのは何でだろう。
それは、学長はじめ先生方や時々お会いするマネージャー方が、いつでもまっすぐに向き合って下さるからでした。
授業中だけではなく、アフターバーズ、すきま時間でさえ、質問をすると思っていた何倍もの時間を使って真剣に答えてくれる。質問を流されたことが一度もありません。
こんなにも真剣に向き合ってもらえるのかと、驚くほどでした。
呼び止めて質問したのに、その場でレッスンをつけて下さった先生もいらっしゃいました。

もし入学するか迷っていたり、バーズの空気感を知りたいと思う方がいたら、ぜひスクールバーズの「ナレーションの虎」を読んでみて下さい。
ひとつひとつの質問に、トッププロがものすごく誠実に、真剣に答えて下さっているのが分かると思います。
私は虎を読んで、バーズで学びたいと思いました。

読み返してみて、文章固いなーと思いました。
とある授業で、生真面目で頑固な感じ(でもそれが個性になり得るというアドバイス)と言われました。
大当たりです。恐るべし。