エキスじわじわ

秋16期コアの梅田愛子です。コア初回は「ナレ知っとく」でした。アバン、という言葉すら知らずに受講していた1年半前に比べると、田子先生がくださる一つ一つの教えの解像度が自分の中で格段に上がっていることに気づき、バーズでこれまで辿ってきた確かな道のりを実感しました。また、映像とナレーションの関係性や、原稿との向き合い方など、実際にナレーションする場面を思い描きながら学ぶことができました。

ひと回りして再び参加した田子先生の授業でしたが、この「ナレ知っとく」は、この後のあらゆるレッスンのエキスみたいなものだったのかー!とじわじわと感じているところです。自分の手帳につけている授業メモを読み返すと、田子先生のどの言葉も、コアやモードで受講することになるレッスン内容に通じるものがあるのです。すすすげえ!と感銘を受けずにはいられませんでした。と同時に、これからの授業には、今日いただいたエキスをちゃんと浸透させた状態で実践に臨まねばと気持ちが引き締まりました。

まずは次回の滑舌。言いにくい言葉は声に出して確認、どう言えば噛まずに明瞭な発音で言えるのかを研究する、とは田子先生のアドバイスです。「きゃりーぱみゅぱみゅ」をただゆっくり読むとか反復するとか、そういう努力以上の試行錯誤が一つ一つの言葉に対してなされているんだなあと知って、私も、なるべく一音一音にこだわって、舌やお腹の使い方を研究してみています。

各言葉をいかに発音するかといったミクロな技術はもちろん、番組全体を見据えた構成力・表現力といったマクロな技術も兼ね備えたナレーションに近づくために、脳みそフル回転させます。 

さて、アフターバーズでは新潟より愛を込めて新しいボイスサンプルを流させていただきました。お時間を割いてくださりありがとうございました。お褒めの言葉に舞い上がりつつ、今後の課題も明確になりました。それは、東西南北と捉えていた表現の方向性に加えて、北北西とか南南東とか、さらに質感の細分化された表現の方向性を作り出す必要性があること。伝わりにくい表現かもしれません。すみません。とにかく次、やってみます。レニーハートもやってみます。

マネージャーさんや先生方が直々に具体的なアドバイスをくださるこの機会は、本当にこの上なく贅沢なひとときです。またぜひよろしくお願いいたします!