土曜モード田中早弥です。
2回目のボイスサンプル制作をしました。
今回はパリオリンピックを主体にしてスポーツの報道やバラエティ、ドキュメンタリーなどジャンルをそれぞれ入れて作りました。
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スポーツダイジェストの原稿で、反省点としてメリハリの弱さを感じました。
“スポーツ感”をイメージした時、画面を見ていなかったとしてもナレーションの雰囲気を耳にしただけで、
「お、今スポーツコーナーだな」と認識できる読みがしたかった。
スポーツの「スピード感・スマートさ」みたいなものの表現。
大江戸さんのNスタでのスポーツ読みを参考にしたものの、再現未完成でメリハリ感が不足していたなと感じました。
語尾をふ〜んと流すあのイメージで、語尾がほとんど流れてしまった印象。
むしろピタっと止める場所をいくつか置く事によって流れる語尾が強調されたのではと収録が終わってから気づきました。
この二つの語尾の組み合わせ具合によってメリハリ・スピード感がもう少し足されたのではと。
同じ原稿で色んなパターンを組み合わせてみたところ、単純に聴きやすいと感じました。
まだ考えないとできない段階と再確認。スポーツとイメージして読んだだけで、この二つがいい感じに組み合わせて読めるくらいには鍛錬しようと決意。中途半端だなぁと感じていた理由が一つ分かった気がして、課題発見が出来ました。 .
報道に関して入学してから大きな課題があり、とにかく暗くなる事と、報道のはずがバラエティに聞こえる箇所がある点。
先生方からいくつもアドバイスを頂いていたはずが、全く理解できずでした。
今回も堀場さんに担当して頂いたので、これは質問攻めを!と思い報道わけ分からん!という質問をいくつか考えて打ち合わせで全て聞く事にしました。 ボイスサンプル制作はマンツーマンの集中授業。
授業で勉強し、その後ボイスサンプル制作は復習+集中講座として個別塾のように活用できるので、今回は最初から堀場さんに聞きたい事をいくつも準備しました。 まず、アナウンサーとナレーターの”報道”の違いについて。
正直分かっているようで分かっていなかったと思います。
報道だ!と意識しカチっとしようとすると、アナウンサーのナレーションになってしまう気がして具合がわからずにいるから細かい違いを!と聞きました。 表現が入っているかどうかは全く違うとの事。
堀場さんが、画面に写って話しているアナウンサーがナレーターのように「な〜んと!!」とか「こ〜ちら!」みたいな煽るようなダイナミックな話し方をしていたら変でしょ?と言う例えをしてくださいました。 確かに、普通に話しているのにわざとらしい表現をする人はいない。
だから淡々と説明し読んでいるけれど、ナレーターはそれをする。表現が入る。報道であっても。
とても分かりやすかったです。
もちろんバラエティのようなものではないけれど、表現の入った報道の読み。
であれば、表現入れがちな私はいくらカチっとしようとも表現は入ってしまうだろうし、意識しすぎずいけるなと報道に対する気がかりが一つ消えました。 そして、私の問題点として「暗い」という意見をどの先生からも頂いていました。
トーンを明るくしなければ私は報道が成立しないのか、という質問。
暗くてもパキッとカチっと読めるならば原稿の内容によっては成立するとの事でした。これはかなり私には救いのアドバイス。
「暗い」という指摘をトーンの事だと思い込んでいたけれど、そうではなく”表現”が暗くなっていた事に気が付く事が出来ました。 実際に自宅で練習して聞いてみると、
語尾などを集中力のあるようはカチっとした読みに変えて読むだけで、トーンは同じでも聞こえ方が違う。
先生達が言っていたのはこれだったのかー!!とスッキリしたし、自分で聞いてみてなんか報道っぽい!と思いました。
また細かい部分で言うと、
「一方で」などの文頭、ここから少し変わりますよという合図である事が分かる様にしっかり読んだり強調するような話も教えて頂きました。 今まで分からなかった事、掴めなかった事が少し見え出したおかげで報道がどんどん変わっている感覚がうれしくなりました。
正直楽しくなかった報道というジャンルが今は楽しい!
収録してみて、まだかなり中途半端だけれど気づき始めたから変わるはず。
もっと研究してみようと思います。
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今回のボイスサンプル制作を終えて出た課題として、私には頑張ってる感が目立つとの事。頑張ってる感がダサいというあれ。
実際、余裕のある読みは出来ておらず、どれもはって頑張っている感じ。
もう少し力を抜いたような、さらっとクールに出来るようにしたいけれど、それは今のところ全く分かりません。
ただ、逸見さんの授業でウィスパーをした際にマイクを通して聴いてみて、凄くその音を感じる事は出来ました。
なんだろう、あの安心して聞けない感じ。聴いていてちょっと不安と言うか、ソワソワしちゃう感じ。
頑張っている感が全文で前面に出ていると、”安定感”みたいな物が無く聞こえてしまうのだろうか…
対して、他の生徒さんのお声を聴いて力の入っていない心地よさ、不安にならずに聴けるあの感じ。耳では感じられたと思います。
このタイミングで、何人もの音を聞けたのはラッキーでした。
でも、どうすればそうなるかは分からず。
それぞれのジャンルで課題が出たのでそれをまずはこなして、頑張ってる感の改善は今は頭の片隅に置いておこうと思います。
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堀場さんに、今回何度も言われた事は全体的によみに集中力が足りないという事。
特にドキュメンタリー。
ドキュメンタリーを読んだ時、きめて読むよりハッと何かに気づいたような、一点を見つめて、そんな読みをと言われました。
声は作らず息多めなイメージ。
実際にボイスサンプルでドキュメンタリーの序盤、やってみました。
「気持ちよくよむ」ではないドキュメンタリー、今回1番の苦戦。
原稿とモニターと壁の更に先の一点だけを見つめて読むとアドバイスを頂きました。気持ちよく読んでしまった時とは聞こえが違う。 読みに重みを出したいと思えば思うほど表現を沢山入れてしまうけれど、あえてそれをしないからこそ出る重さみたいな物を体感した感覚。 ただ、物凄く疲れる。
そして続かない。どうしても余計な表現を入れそうになる。
すぐには出来ず、一行一行読む度に、一度頭を下げてはハッと気づいたように顔を上げて一点を見つめて呟いて収録しました。
このやり方があっていたのかは分からないけれど、読みが変わって堀場さんが言っていた事が少し分かった感覚がありました。
どのジャンルでも、繊細さというか集中力というか、なんかもっと!!だったので次回のサンプルまで細かい部分を見ていきたいです。