私は水鳥です。

 この間、スーパーで大根を買ったのですが、はじめに1本、かごに入れていたにもかかわらず、会計前になぜかもう1本入れてしまい、会計した時には、大根を2本も買ってしまっていました。そろそろはじまったのかもしれない・・・。モードクラス下牧です。大根は2本ともおいしく頂きました。

 先日は、松浦先生の情報とバラエティのレッスン。

 「弱い映像をナレーションで派手に色付けして下さい。」がお題でした。

 引き算のナレーションは、Maxを知った上でないとできないということで、大胆にやってみましょう、というもの。

 派手というと、常に元気でキラキラで・・・というイメージが強かったのですが、メリハリを大胆につけることが派手につながるんだと実感。

 表情の落差が効いてくる。遊んだあとは、さっと正気に戻る読みをする。声が低いからと言って低いだけにしないで、盛り上げるところは高い音も使う。高低だけでなく、筆のように濃いところ薄いところをつくる。声を変えるのではなく、リズムで変化をつくるなど、たくさんのヒントを頂きました。

 そして今回、私が身に沁みたのは、私の読みは、水面をス―ッと走る鳥みたいになっているという指摘。原因は母音がしっかり出せていないこと。実は、コアの時にも指摘を受けたことがあったのですが、その時はあまりピンと来ておらず、明るくしっかり読みなさいってことかな?くらいにしか思えてなかったのです。しかも、できるようになっていると思っていたので、ここ最近は、母音のことなど、すっかり忘れていました。しかし、改めて母音だけで読んでみると、なんと!?全然、言えてない!

 派手さを盛り込みつつ、さらっと読んだ方がかっこいいんだろうな、と思っていた私の読みは、ピアノで言うところのチャラ弾き。浅っ・・・。もっと踏みしめた読みをしないといけないんだ。半年レッスンを受け、ここにきて、ようやく母音の大切さが、自分の中に、しっくりと入ってきました。私に足りないのは母音。目が覚めました。

 もう少し、地に足を付けたような音を出し、大根を2本買わないように、地に足を付けた生活を送りたいと強く思いました。