カウンセリング!

金曜Nのえのです。
先日、スタジオバーズにてボイスサンプル収録のための
カウンセリングを受けてきました!
スタジオバーズでのカウンセリングは二度目なので、
少しは、考えをまとめていったつもりだったのですが、
思った以上にまとまっておらず、しまいには、
自分でも何を言っているのかわからない状況におちいり、
気がつくと僕は、長州力になっていました。
その間、山上先生は「ううん、あぁん、おぉん」といいながら
、長州力との会話を黙々とノートに書き込んでいました。
長州力になって五分がすぎた頃、見兼ねた山上先生が
「わかった、君の気持ちを絵にしてあげるから、ちょっと待っ
て」と言って、今の僕の気持ちを絵に描いてみせてくれました

そして、その絵をもとに、長州力になった僕を、現実世界へ
戻していってくれたのです。
その絵をもとにひもとかれた思いをくんでくださった
山上先生が、「じゃぁ、あれを使ってみる?」
と仰いました。
山上先生は、スリムになった体で颯爽と部屋を出ていき、
僕の為にある物をもって来てくれました。
それは山上先生が大事に大事に保管していた「SUZUKI」と書か
れた金の斧でした。
「ちょっとその斧使ってこれ読んでみて」
僕は、困惑しながら斧を片手に一心不乱に読みまくりました。
するとどうしたことでしょう。
斧を抱えただけなのに、なぜか心が解放され今までにない
表現が生まれたような気がしたのです。
山上先生は「いいね、いいね!1万人に1人はいいっていうか
もしれない」と仰ってくれました。
僕は、初めての感覚と山上先生のよりシャープさを増した笑顔
に興奮して、この斧どうか使わせてください!と言いました。
すると、
悩みまくって視野が狭くなっていた僕に、山上先生は、
「えのくん、選択肢はこれ以外にもあるよ、落ち着いて考えた
まえ」と仰り、スリムになった体で颯爽と部屋を出て行きまし
た。
煮詰まっていた僕の為にコーヒーを手に戻ってきた山上先生。
コーヒーをすすりながら先生は仰いました。
「で、どうする?」
僕は、斧を持つことを先生に伝えました。
先生は仰いました。
「わかった、でも、斧使いこなせなきゃ普通に録るからね」
「はい!」
今の僕には、この斧は金に見えている、けれど、もしかしたら
ただの斧かもしれない。この斧を金にするも、しないも僕次第
。でも今僕が斧を抱えた事はけっしてマイナスではない、はず
。たぶん、プラスに……コーヒーをすすりながら、斧を抱え再
び長州力になりかけていると
山上先生は仰いました。
「あの、もう帰ってくれるかな」
時計を見ると予定の時間をゆうにすぎていたのでした。
長い時間、長州力と付き合っていただきありがとうございまし
た。収録までのあいだ、斧使って、がんばります。

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