アドバンスのマドカックスです☆
先週、『映像プロセミナー』と『アドバンス』の間の時間。
山上先生と皆で『デデズカフェ』にステーキライスを食べに行った時の事。
私は先生に、こんな質問をしてみました。
『山上先生は歴史物のお仕事をする事はありますか?』
何故こんな事を聞いたかというと、
実は先日、歴史物が超〜苦手な私に、何の間違いか『歴史物のナレーション』のお仕事が来てしまったのです。
『ベテランと同じ所で戦っても負けるだけ。新人は新人の戦いを。』とは、松田先生も言われている事。
『私なりの勝負を!』と頭では分かっているのに、NHKの森田美由紀さんの声がちらついて、気がつけば、 『下手くそな森田アナ』みたいなナレーションをしてしまいました。
ずーん。
そこで!バラエティーが得意な山上先生なら、どんなアプローチをするんだろうと、こんな質問をしてみたのです。
先生の答はアッサリ、
『ある訳ないじゃん』
あ、そうですよねぇ。。。
…が、ここからが、私の予想を大きく上回るものだったのです。
『それはね、そもそも引き受けたのが間違いだね。』
え!?
『話があった時点で、私は歴史物出来ませんって断るべき』
ええっ!!
あ、
いやでもっ!!
少しでもナレーションはやりたい訳で。。。
おそらくそれは、
バーズ生のほとんどが抱く気持ちのはず。
苦手でも何でも、 『ナレーションの仕事なら全部やりたいッ!』
がしかし!!
そう思う事がそもそもの間違いだったのです!!
私が得意な分野は『バラエティー』で、決して『歴史物』ではないのに、このまま歴史物を引き受けつづけ、『なんとなくそんな雰囲気のナレーション』をしているとどうなるか。
『なんかちょっと下手な人』として苦手な分野をズルズルやり続けることになる。
バラエティーのチャンスは回ってこない。
それよりはいっそ、『自分の読み』を思い切りやって、
『あ〜、ミスキャストだった!』とスタッフに思わせ、代えてもらう方が大事!
なるほど〜☆
苦手な分野で勝負することは、自分の評価も下げてしまうんですね。
勝負は自分の土俵でやらなくちゃ勝てる訳がないっ☆
『わかりました先生!断る「勇気」ですね!!』
すっかり納得していた私ですが、
ここでさらに山上先生は、
『なんで勇気なのかなぁ』
え?
『だってさ、もし「今度結婚式があるからケーキお願い」って言われたらどうする?』
…こ、断ります。
『でしょ?もしくは、私プロじゃないけど良い?って言うよね?そこに勇気もなにもないじゃん』
あ、そうか。
お客さんの身になってみればそんな事に勇気を持たれても困る訳で、
断って当たり前の事なんだ!
そう言えば私、司会の仕事なら、
『原稿用紙10枚丸暗記の展示会MC』がどんなにオイシイ仕事でも、
『いや、私それは出来ません。私の得意なのはアドリブ盛り上げ系ですから!』って、はっきり断ってた。
なのにナレーションだと引き受けてしまってたんだなぁ。
関西CATV局のお仕事が多い私は、『なんでも屋』を求められる事が多く、断るのはなかなか難しいけど、 次からはハッキリ、
『いや私、歴史物苦手やで!?それでも良いん?』
って言おうと思います!
頂上は遥か彼方。
でも映像セミナーのおかげで、自分の立ってる場所がぼんやり見えてきました!
まだまだそんな段階ですが、
関西で、唯一無二のナレーションを目指します☆