新技術導入による新レッスン、テストランレポートその3引く1@はんこ屋

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します!
 というご挨拶はさておき、「MAレッスン」テストランのレポート、まゆりんの「その1」でストップしているうちに、ナレーターメルマガで「映像プロセミナー(仮)」としてアナウンスされてしまいました。うわー、完全にスクールのスピードについて行けていない! 
 そこで、「その3」担当のはずでしたが「さんひくいち」という形で書かせて頂きます(長文です)。
 元旦配信の「velvetナレーターメルマガvol129」に詳細が掲載されていましたように、先日テストケースとして実施された「MAレッスン」は、ブースに入り、タイムコード付きの映像に合わせてリアルタイムに収録を行うというもの。外から松田先生のディレクションが入り、自分のプレイも即座に、ブース内のモニターで確認できますし、その他のメンバーも、ブースの外でモニターを見ながら現在進行形のプレイを見守ることができる、という仕組みです。
 そしてこのテストランで、実は私、大失敗をしてしまいました。4番目くらいに順番が回ってきそうな感じだったので、当たりそうなテキストを先読み(ズル)していましたところ、その原稿が「ブレス、1回くらいは入れられるんでしょうか(涙)」な長さだったため、松田先生が「これは気の毒だから、次のやつにしましょう」と。しかもその「次」のやつは、別紙にプリントされていたのでチラ見さえしていない状態。がーーーーーーんっ(笑) 
 まゆりんの投稿へのかすみんのコメントに、
「カフがない状態だったため、ブースで練習とかできません。(全部マイクがオンで、外に筒抜けになっているからです)」
という記載がありました。私は現場に出たことがないので、かすみんのこのコメントで初めて「あ、そうか!そういえばそうだ!」と気付きましたが、ブース内では確かに!そもそも小声で読むこともできませんでした。その結果、ほぼ完全に初見のテキストをひとっことも声に出さぬまま、これまた初見の映像に合わせていくという過酷な状況に (>_<) 日頃の準備が足りなさすぎ、と痛感できて、非常に良い体験でした。はああ~  もう一つ、今回のテストランで非常に勉強になったのは、「映像と音声が融合した状態で確認できる」という部分です。この形だと、何故か自分のプレイのアラが手に取るように分かるんです。絵画の世界では、自分では分からないデッサンの狂いを確認するのに(デッサン力が上がると、過去の自分の作品の狂いは一目瞭然なんですが)、紙の裏から透かし見たり、透かして見られない画材の時は鏡に映したりする、という方法があります。実は美大を蹴ってテツガクに進んだ、という変な経歴の私は、長らく「音声の透かし見法って無いもんかな」と思っていました。そしてテストランの時、「これだっ!」と心密かに叫んだことは言うまでもありません。  以前、ネクストのクラスで山上先生から「もうちょっと(プレイを)整理して」と注意を受け、2度ほどやり直させて頂いたことがありますが、結局OKに至りませんでした。何しろ「どこをどう整理したらいいか」が全然分からなかったのですから。ところが今回のテストランで、映像に合わせた自分のプレイを客観的に聞いたとき、「整理する」という言葉の意味が手に取るように分かりました。そして「どこをどう整理していくかは、自分の責任」ということを痛感するとともに、「あそこはああした方が」「あっちはあのままで」という自分なりのビジョンも生まれました。  テストランをご一緒した密売人さんも、「日頃、雑と指摘されることの意味がはっきりと分かった!」と言ってました。映像と音声が融合した状態で見聞きしていると、無意識のうちにTVから流れてくるプロのプレイとの比較スイッチが入るようなので、非常に高いレベルでご自身を客観視できるのではないかと思います。  また「映像と自分のプレイが融合した状態を確認できる」ことの効用その2は、「映像とプレイとの調和」という視点が得られたことではないかと思います。ナレーション自体がきちんと読めているとか、良い感じの声であるとか、そういうこととはまた別に、「果たして映像と調和するのか?」という問題があることを、自分自身はもちろん、他の参加者のプレイを聞いていて非常に考えさせられました。プレイが変だと、当然、映像と乖離してしまいますが、きちんとした読みで、雰囲気も合っているのに「なんか映像と合ってないんだよなぁ」というケースもあるような気がします。これが何なのか、現状では上手く説明できませんし、自分でもよく分からないのですが…  そのほかにも色々、「ををを!」と目から鱗山盛りのテストランでした。とは言え、ナレーターメルマガで「トモ君」先生が指摘しておられた、 "ブースワーク"と呼ばれる「現場でのありよう」 という観点は、あの日の私には全くありませんでした 。うわーっ、よろよろしながらブースから出ちゃったし… (>_<)  「映像プロセミナー(仮)」がどのような形で開講されるのか分かりませんが、受講資格があるならば是非とも!参加させて頂きたいと切望しております!!!  ちなみに、テストランでの体験のおかげで、「初営業」できました。テストランの数日後(!)、某クライアントから「ナレーターが必要になるかもしれないんですが、どなたか知りませんか?」と聞かれたので、ついにカミングアウト。その案件は、結局、ナレーション無しに変更されたので初仕事、とはいきませんでしたが、ご担当者さんにむちゃくちゃアピールしておきました(笑) 小さな一歩ですが、それを踏み出す勇気がもらえたのは、テストランのおかげです。ありがとうございました!

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