相手の視点に立つ、ということは@もぐ隊長

2週間前の山上さん@アドバンスの授業。
4人ずつのグループに分かれ、
それぞれがプロデューサー、ディレクター、ナレーターの役割に扮しての
ロールプレイング、というものでした。
各自に与えられたミッションは次の通り。
PとD ⇒ ナレーターに「こんなナレーションをしてほしい」という要求を的確に伝えること。
ナレーター ⇒ PとDの要求にこたえ、そして超えること。
そしてその目的は
「作り手の視点から、求められていることを考える」
これがとっても難しい。
ナレーター役となった私は、PやDの要望に全くこたえられず、
自滅の道へまっしぐら(泣)
ロールプレイングでこれなんだから、本番だったら一発アウト、ってな感じです。
結局、おそろしいほどの不完全燃焼感満載で
この日を終えたのでした…。
で、この授業の顛末を
某公共放送のディレクターに話したところ…。
「素晴らしいっ!その授業はお金を払ってでも受ける価値があるよ」
と、私のグチそっちのけで授業を大絶賛。
そのディレクターいわく、
どういう立場であれ(Dであろうが、ナレーターであろうが)
相手の視点に立って初めて見えてくるものがある、というのです。
ナレーターだからナレーターの心理が分かればいいってモノではなく、
DやPの立場を経験してみて
「こんな状況で指示してるんだ~」とか
「こういう要求がこういう言葉で表現されるんだ~」と分かることで
その上を行く解釈と表現をすることが出来るんじゃないか、というのです。
しかも、座学だといまいちピンとこないこんな話も、
身をもって体験することでようやく実感が伴ってくる。
なるほど。言われてみればその通りかも。
ちなみに…
「こういう状況だったら、どういう説明をナレーターにします?」と
そのディレクターに聞いてみると、
こんな返事が返ってきました。
「ていうかさー、うちでお付き合いしてるナレーターは超一流の人ばっかだから、
そんな説明しなくても、軽~くこっちの要求を超えてくれるんだよ~。
わっはっはー。」
そうでした。
すべては自分の力不足のせいでした。
もっともっと頑張らなければ。

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