暑中お見舞い申し上げます。一期生の恐山いた子です。
ようやくTVナレーションの仕事をした先日のこと。
集合時間から収録まで待つこと1時間ほど経った所で、
演出の方が「原稿」をもって登場。お疲れの様子です。
「そんじゃ、さくっと録っちゃいましょうね」
原稿は…5枚?文字がびっしり?!あるみたい。
もはや、黙読はおろか全体を眺めることもかなわず…。
貰った原稿をガシッとにぎりしめて、ブースに直行です。
「こいつ何でそんなこと位でビビるのだ?」ってお思い?
TVの現場「原稿は当日渡し・速攻ブース行き」当たり前?
私は今まで80%の仕事は前日迄に原稿が貰えてたんです。
当日渡しの場合でも短い文章だったり~(創造性は必要)
黙読して軽く下読み程度は可能だったから、私はビビります。
「もう、やるしかないみたいだわ」
番組が生きるよう面白くわかりやすく喋ることを心がけ、
とにかく集中してお仕事することにいたしましょう。
一枚目二枚目は感性とノリで喋ってOKでありました。
三枚目になって所々ぼろっちいナレーションになり、
リテイクを2、3回。ここにきて冷や汗タラリ…。
パッと描いたイメージが、ディレクションとは食い違う。
あのぅ、言葉が紳士的なのがかえって怖いですよ~?!
でも、楽しい。有難い。この仕事に私を選んで下さった…!
情報番組20分程度のナレ部分を50分位かかって録り完了。
視聴者や制作者の皆様に喜ばれる仕事をしたいものです。
正直申して、ここ最近は営業や候補出しで連戦連敗でした。
あまりにも選ばれないことが続いていたので、しまいには、
「へへ、へへへへっ」と、変な笑いがこぼれてきた程でした。
失敗も成功も体験を積み重ねる事はとても大切と思います。
2年前スクールで学んだ折に、自分にマッチしたものは、
知らず知らず身に付いて、必要な時々で役立っております。