先週の土曜日はネクストコース最終レッスンでした。
アドバンスの半年とネクストの半年、合計1年間ローカルな土地から時間と交通費をかけて赤坂まで通わせていただきました。
スギ花粉の混入した春の風を感じる今、目に浮かぶのは、スクールバーズのホームページを何度も何度も眺めながら「行くべきか?ヤメるべきか?」と悩む1年前のローカル王子の姿です。
その結果は・・・?
心から、行って良かったと思ってます。
いい出会いがいっぱいあったぁ!いいコトいっぱい教えていただいたぁ!いい経験をさせていただいたぁ!『感謝』の三重奏カンタ~ビレ!!でございます。
バーズのレッスン内容に独学でたどり着こうとすれば、まず高度なナレーション技術の習得、次に心理学、生理学、経済学、経営学等あらゆる分野を勉強する。これは、気の遠くなるような時間と燃え盛る情熱があれば可能かもしれない。だが、そうして得た技術や知識が実際に使いものになるのかどうか?私たちには確かめる場が無い。
バーズの講師の皆様は、最先端の営業・収録現場で大変な時間と手間をかけ検証し、確実に効果があると認められた理論と技術を教えてくださいました。ただし、“バッチイ手(汚い手段)”は教わんなかったです。そんな手への対抗策は教わりましたが。
東京メトロ赤坂駅に置いてあった周辺ガイドブックによると、かつて氷川神社の近くに勝海舟の屋敷があったため、その弟子である“幕末のヒーロー”坂本竜馬がこの地を頻繁に訪れていたそうです。校長は開校前に「日本ナレーター界を今一度せんたくいたし申し候」とおっしゃったかどうかはわかりませんが、業界にバーズを巣立ったナレーター達が増えていけば、必ずや、爽やかでフェアな環境が実現するに違いありません。
それにしても、講師の皆様は人間の“器”がハンパじゃなくデッカイのでした。その大きさは、東京ドーム級。ビールの年間消費量なんかを表現する時の目安がふさわしい程であります。ちなみに、王子の“器”はセキ止めシロップ付属の軽量カップ級(ローカルデータバンク07年度調べ)。小さっ!!
毎回レッスンが終わると同時に、講師の皆様の前には生徒が列をなしました。そこからが『行列のできる人生相談所』の始まりです。日々の激務はもちろんのこと、一日に二つのレッスンを受け持ちになる場合もあり、大変お疲れのことだったと思いますが、いつも私たち“迷えるヒナ”の訴えを真剣に聞いてくださいました。
「本当に申し訳ない」と思いつつもご相談すると、いつも的確なアドバイスをくださるので、すがすがしい気分で赤坂を後にできるのでした。そんな時、もし家で一人悩んでいたなら、ネガティブさの渦に巻き込まれ、今頃どうなってたか?と『本当は怖い家庭の独学』を実感するのでした。
講師の皆様、一年間本当にありがとうございました。
これで、一応区切りとなりますが、私は卒業したとは思っていません。あくまで休学です。
自分のレベルを上げることができたなら、スクールバーズにおけるヒアリング能力もアップして、さらに理解できることが増えるでしょう。でも、そんな頃にはレッスン内容も進化してるだろうから一緒かも?あはははは・・・。とりあえず、笑うしかナイ!
さてさて、ローカル王子の復学はいつか?
それは、まだわかりません。
しかし、その時には、必ずや一回り大きな男になって帰っていきたい。(サーモンのように!)
又は、具体的に出世していたい。(ブリのように!)
その過程で、出る杭として叩かれるかもしれない。(カツオのように!)
ホサれる事もあるかもしれない。(アジのように!)
だが、ドン底に落ちても、バーズで得た鋼鉄の翼で再び舞い上がってみせます。(トビウオのように!)
そして、どんな状況でも「ヘッチャラだい」と言える少年のようなココロを忘れない。(磯野カツオのように・・・)
最後に、学ぶことに集中できる良い空間を用意してくださった、吉岡さんをはじめ新葡苑のスタッフの皆様と、凄まじい個性でたくさんの刺激をくれたクラスメイトの皆様に“東京ドーム20杯分”の感謝のキモチを込めて、御礼申し上げます。