春ベーシック・秋ネクスト&アドバンス卒業生
タニシ☆カエルです。
7月上旬
狩野社長からあるテレビCMの候補にあげていただきました。
ただ今回は持っているボイスサンプルからの審査ではなく、
用意された絵コンテを参考にBGM付きでナレーションするというもの。
自分なりにイメージした数種類の作品をメールに添付するデジタルな方式でした。
それから約2週間後・・・
私の人生で奇跡が起こりました。
テレビCMの決定です!!
電話口で狩野社長に笑われるほど声をしゃくりあげて泣きました。
その後も数日泣き続けました。。。
ベーシックの大半を臆病な気持ちで過ごし、
ネクスト・アドバンスの大半を落ちこぼれで過ごしていた私が
ずっとずっと夢だったテレビのナレーションを担当する日が訪れるなんて。。。
一昨日7月23日、収録に行ってきました。
恥ずかしいのですが初めての経験で
狩野社長にも伝えていなかったことをここに書きたいと思います。
スタジオ入ってスタッフの方にほとんどあいさつをする間もなく
マイクが正面にある何やら頑丈そうな機械の前に座りました!
●うわ。もらっていた原稿と違うっ!こういう時、練習はしていいの?
●カフとかマイクとかQランプとか授業で習ったけれど今どういう状態なのかさっぱりわからない(>_<)
●急にテストですと言われたけれどQランプらしき赤い光がバチバチ勝手に付いたり消えたりしてる。。。しゃべっていいのだろうか?
●そこにあるお水を「どうぞ!」と言われていたけれど本当に遠慮なく飲んで良いのだろうか。
●独り事とかあちらに聞こえているのかな?
●確か授業では教室いっぱいに響くようしゃべっていたけれど、このマイク前ではどれくらい声を出して良いの??
もうアホみたいに思われるかもしれませんが、全てが未知の世界でした。
それでも生まれて初めての収録だということを悟られて不安を持たれないよう、わかっているフリをしてチラチラガラスの向こうを探りながらプレイを続けました。
ほとんど想像の中での作業です(゜o゜)
今回感じたのは
自分のビジョンやしゃべりは営業をする上で絞った方がいいけれど
プレイの上では自分の枠を作ってはいけないということでした。
枠の中で自分が思った通りのプレイばかりしていると、ディレクターがもっと変化を付けたがっている時にも同じようなプレイしか出来ないのです。
そしてディレクターの言葉ひとつひとつに左右されてしまうのです。
休憩時間、狩野社長にアドバイスを受け再びチャレンジしてみました。
要求を超えること・・・
こういう言い方をするとおこがましいのですがディレクターさんに少し変化が見え始めました。
私のプレイではなく、
自分のディレクションに疑問を持った瞬間があったのです。
〝変えてくださいと言われたら、もうオーバーなほどに変化させる!〟
無難にこなすため枠の中に囚われた中途半端なプレイをしていると
ディレクター自身もディレクションすることに迷って
はっきりとしたプレイヤーへの指示が出来なくなるのです。
ところが変えてくれと要求されてオーバーなほどに表現を変えると、
それがプレイヤーからの【提示】だと受け取ってもらえ
すぐに調整にかかってわかりやすい指示をプレイヤーにしてくれるようになります。
〝要求に応えるのではなく超えること〟
これが授業で言っていたことなのだと肌で感じました。
私はへなちょこで挙動不審で変な女だけど、卒業しても毎日練習を欠かさず自分を信じてきました。
憧れは夢へと変わり、夢は目標に変わりました。
そして目標はやがて現実に…
2008年夏、落ちこぼれのこんなド新人がナレーターデビューをします。
畠山先生・あかね先生・あおい先生・山上さん・武信さん
義村社長 そして狩野社長
講師みなさんの教えが今、形となって歩み始めました。
卒業後もどうかこの姿を信じて見守って下さい!
CMは8月からおそらく11月まで放送される予定です。
詳細は放送されるようになったらまたお知らせします。
チャンスをいただいた狩野社長、本当にありがとうございました!
スタジオでも傍に居ていただいて心がずいぶん楽になりました。
必ず恩返ししますから! 指きりげんまんです(^-^)o