ミキシング論 機械が苦手でも大丈夫

アドバンスコースで山上さんの「ミキシング論」の授業を受けたことで、テレビの見方がまた1つ変わりました。
先日、急遽1本サンプルが必要となり、他スタジオで収録することにしました。
スタジオバーズでサンプルを収録してからは、その満足度が全然違うため他所で録るのは気が進まなかったのですが、ミキシング論をできる限り活用したことで“一応それなり”のものを作ることができました。
番組の一部分をそのままコピーするために原稿を書き起こしてBGMも同じタイミングで変えようと、その番組のとおりに6曲準備していきました。
するとスタジオでミキサーさんに「(1分半で)こんなに曲を変えるんですか︎」と言われましたが、バーズで学んだという自信を持って「はい。TVなので。」と答え、その後も細かい指示を伝えていきました。
ここはリバーブきかせて。バシッと終わらせる感じで…この声を少し上げて…ココもう少し詰めて…と次々に授業で聞いた言葉を“知ったか”でそのまま言ってみる…。
初めは「え?あ…はい…。」という反応だったミキサーさんも徐々に「なるほど〜」と変わり、途中から「こんな感じどうですか?」「この部分、ちょっと遊んでみましたが(^_^)」と一緒に話し合いながら楽しく進めることができました。
山上さんの授業では「ミキサーさんも”あっこの人、分かってるな。ミキサーの大変さを理解しているな”って思うと距離が縮まりコミュニケーションも上手くとれて収録もやりやすくなる。」と教えてくださいました。
実際には、まだまだ機材の事は分かってないのですが、授業のおかげでミキサーさんのご苦労は理解でき、敬意をもって自分の意見を伝えようって思いました。どちらもプロとしてレベルの高い仕事をしてる感じがします(^^)
TVを見る時、シーン変わりでのナレーションの声の高さや表情などの変化を意識して聞いていましたが、今回の事で音楽や効果音の入り方も意識するようになりました。
自分にはまだ難しいかなぁと思ってたミキシング論、機械に弱くても活用できそうです。知るのと知らないのとでは違いますね。

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