自分の立ち位置は?自分は何を伝えたい?

モードクラスの花海志帆です。
この日のアフターバーズには、高川裕也さんと鈴木省吾さんの姿が。
「省吾さんはどんなポーズをしてもかっこいい!」「高川さんはマスクをしていても何してもかっこいい!」とコアクラスに通う方とモードに通う私で不毛なやりとりをしていました。

さて、今回のモードクラスは高川さんによる「ハードドキュメント」の授業でした。
高川さんといえば、私の大好きなカンブリア宮殿。
レッスンの中で《自分の立ち位置で読むとは》を教えて頂きました。
以前から私は毎回原稿を前にすると、ちょっと固まってしまう。それにはいろんな理由があるのですが、ひっくるめて言うと「ナレーションを楽しむ」ところから離れてしまっているのです。
そんな私に刺さったのは『自分の立ち位置は?自分は何を伝えたい?』という高川さんの言葉。

原稿に書き込もうとするペンを置いてみて、原稿を見て突き動かされた部分はどこか。探してみて、覚えておく。というところからレッスンは始まりました。

ふと、考える。私は何に突き動かされるんだろうか・・・?
ちなみに私は毎回驚きや勇気を貰えるビジネス番組が大好きで、中でもカンブリア宮殿は欠かさず見るほど。
(恥ずかしながら、前回だけ見ていなかったのでレッスン後にTVerで早速視聴)

改めて番組を見ると、ナレーションの立ち位置が違う!

ある商品が今話題と紹介するときには、初めて知るように消費者と一緒になって驚き、
時に、逆境をどう乗り越えたか経営者に追及していく記者みたいに、
そして、反撃の狼煙を上げる経営者の気持ちにもなれる。

どれも距離感に説得力がある。何より見ていて面白い。
「それは一体なぜなのか?」「んー、すごい行列だ」「え?そんなに?!」
と、私だったら主観ギューギュー詰めのコテコテになりそうなフレーズも、高川さんだからこそ圧倒される。

高川さん曰く、原稿を見たときに「自分がどう動かされて読んでいるのか」が楽しいのであって、
聞かせるために音を変えることはしていない、というから、これまた驚き。
“ここにも《すごい》」お店が!”と立たせるより、“地方で有名の〇〇。《これが銀座でも!》”というところに説得力がある。

ここは主観で読むか、客観で読むか・・・構成がこうで、語尾の処理がこれで、間がこうで・・・
そんなアーデコーデ状態の私。レッスンを受けてから、主観か客観か?というよりも、どう説得力を持たせられるかを振り切って考えてみようと思うことも増えました。
気付かぬうちに、泥沼から抜け出せなくなっていることもあるのでハッとさせられます。
これから変わっていきたい自分のイメージを膨らませながら、自分の好きな番組がなぜ好きなのかを探ってみるのも楽しいはず。

もう少ししたらまたこのブログをみて、自分はどんなことに向き合っているのか確認しようと思います。
花海志帆でした。