コピーチェックセミナーを受けて(土曜ベーシック 鈴木)

今回コピーチェックセミナーを受けて分かった事は、いかにコピーが重要であるかということ。今まで、他のナレーターさんの真似をする事が自分の為になるなんて、考えたこともありませんでした。
映像を聞いて、止めて、コピーする。自分ではなんとなく出来ているつもりでも、やはり同じにはならない。でも、あおいさんは一回聞いただけでサラっとコピー出来てしまう。そのナレーターさんの読み方の特徴をすぐにつかんで、私たちに「こうやるんだよ」と提示してくれる。初回のレッスンでビックリした。私みたいな凡人との違いを見せつけられた気がした。
そして山上さんの座学を受けて、さらに衝撃を受けた。
【正解を右から左へうつすだけのコピーの意味は「課題を見つける」にある】
うまく、というか何となく似せれる様にコピーしようとしか考えていなかった自分に気づいた。
すぐにコピーが出来ない人はセンスが悪い、という事を受け入れた方が早いという。「出来る(つもり)」は停滞。「出来ないこと」は可能性。出来ない事(知識・センス)を確認することで課題を見つけることができ、壁に気づく事ができるとの事。(←山上さんより補足を頂きました。あるレベルまでのセンスは知識にすぎないので、「感性を否定された気分に囚われなくてもいい」とのこと)
すでに自信をなくしていた私だったが、前へ進めそうだと思った。
表現のプロセスは、入力(観る・聞く)→変換(考える)→出力(プレイする)
そして多くの場合は入力の段階で「吸収できているものが少ない」という。原因は先入観。コピーをやるうえでは先入観は邪魔者であるとのこと。先入観を抜いた「音」で捉え、比べ、ありのままに捉えるために、脳の右脳で読む事が大切なのだ。
「Rモード(右脳)を呼び覚ませ!」
一枚の紙に活字が書いてあり、それをもう一枚の紙に写すように言われる。恥ずかしながら、私も文章をただ書き写しただけだった。カツカツと音を鳴らしながらすぐに書き終わってしまった場面を思い出すと、今でも恥ずかしさがこみ上げる。
ただ書き写すのではなく、見えるものをありのままに書き写すことが重要なのだ。例えば「ー」これを「ただの棒」と捉えるか、「矢印」と捉えるか、「漢数字のいち」と捉えるか。
そのうちの一つでもないし、なにものでもない。ありのままの形・大きさ・色を捉えるのだ。「−」が何かを考えるということは、Lモード(左脳)が働いているということになってしまう。先入観を取っ払い、無心で書き写す。それによって、Rモードが優勢になる。これからも続けていきたいと思います。
そして、番組制作の道理と生理について。
道理と生理は共にしかない。制作側の意図を知ることにより、道理を知って生理が分かるとの事。30分番組のタイムや映像、ナレーションなどを台本に起こした山上さん特製のキューシート(?)を元に、説明・解説をしてもらいました。作成するのにとても時間がかかったとのこと・・・でも1日つぶして作成することで番組の道理・生理が分かるのなら是非やった方がいいとのアドバイス。
「やるやつはやるし、やらないやつはやらない」
その言葉に震え上がりました。まだ作成してはいませんが、近いうちに必ず作成したいと思います。
[facebookに載せたものとほぼ同じですが、投稿させて頂きました]

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