春16 期ブランディングの梅田です。8/27(土)の授業は、ジャイアン風に言うなら、ギッタギタのめっためたに、ボロボロになるまで斬り刻まれる覚悟で臨んだ、畠山先生の『サンプルめった斬り』でした。一人ずつ順番にボイスサンプルを流し、その後、観点別にコメントをいただけるというものです。各サンプルについて、良いところと足りないところそれぞれを具体的に教えていただけるので、斬り刻まれるどころか、サンプル一つ聞くたびに、その学びが血となり肉となり、心身が増強されていく気がしました。ボイスサンプルに盛り込まれた「意図」まで見抜いてしまうプロフェッショナルの耳の鋭さたるや・・・! と一つ終わるごとに感動しながら、ジャンルごとに求められる読みの違いや、勝ち切るための武器、表現の足し引きなど、多角的に学んだひとときでした。他の方々のサンプルを聞かせていただいて、派手さがない自分の表現の狭さを思い知った次第です。皆さんの、想像を絶する声色や知識やエピソードの数々。ここへさらに、第一線で活躍するナレーターのサンプルが加わったら、確実に自分のサンプルは地の底に埋もれてしまうと痛感しました。・・・とは言え、まだどの観点も○がつくレベルには届かなかったものの、ナチュラルな読みや今日までの過程を評価していただけて、じわじわ嬉しかったです! バーズに通い始める前は、自然な読み=本当に何も色付けのない読みのことだと思っていました。とにかく意味通りに正確に内容を伝えることしか考えていませんでした(だから当時の自分の読みを聞き返すと、無味乾燥すぎて唖然とします)。だけどバーズの授業に参加して、プロの読みには「どんなにまっすぐで何もしていないように聞こえるナレーションでも、そこには必ず表現があり精巧なニュアンスが付けられている」と教わりました。今回の「ナチュラルな読み」は、入学前の無味乾燥な読みとは違って、全力の思いを込めて表現を構成し(だからときどき力み過ぎたりして)、バーズでの収録当日も先生に助けていただきながら試行錯誤した結果なので、それが「ナチュラルに聞こえる読み」を少しでも成立させているのだとしたら、自分の中では着実な進歩です! もちろん課題は山積みですが、今日の授業を通して、まだめげずに頑張る勇気をいただきました(前向きなのが取り柄)。ありがとうございます! 多分これではない、こっちの方向性ではない、ということは見えてきたので、さらに「自分といえばコレ!」という尖った武器を探し求めます。そのために、
・VPに特化したボイスサンプルの種類を増やす(多様なベクトルで世界観を模索)
・正反対の方向性にいるナレーターさんもコピーする(別次元の世界を見てみる)
・自分といえばコレ!が見つかるまで、思いついたモチーフをとにかく1つ1つボイスサンプルで形にしていく
といったことを実践してみようと思います。
お金はかかるが、ちゃんとお金をかけたい。そんな今日この頃。また来週もよろしくお願いいたします。