たまには違うリズムで踊りたい

コアとブランディングの大島です。
堀場さんの「リズムと緩急」の授業は、「緩急少なめ、リズムが単調」とタンチョウヅルくらい単調と言われたことのある私には大変ありがたいものでした。

今回の授業の流れはバラエティ、ドキュメンタリー、情報番組の3種の原稿から2つを選んで読み分けをするというものでした。
しかし、ついつい安牌に行きたくなってしまうのが僕の悪い癖!とばかりに心の中の右京さんが登場し、雰囲気を変えやすいドキュメンタリーを選んでしまうのです。
ボイスサンプルを作る時もそうですが、バラエティと情報番組の組み合わせで読もうとすると、トーンやスピードに違いが出にくくなり、声色や音の高低で差をつけようとしてしまう問題が発生するのです。

ここで教わったのが、出だしの一文のスピードを変えて読むという技。
それだけで、あ、この人読み分けしていると感じてしまう。

「それ、早く言ってよぉ」と松重豊ボイスが脳内再生。
一週前のブランディングの授業で使えたじゃん、と。
いや悪いのは100%私です、研究せえよと。
過ぎたことを悔やんでも、今の私にできることと言えば、せいぜいかわい子ぶって額にげんこつしながら舌をペロッと出すことくらいです。
とは言え、三十路渾身のてへぺろを披露したところで一文の得にもなりゃあしないので、研究にいそしむことの方が近道です。

この授業の以前から、文章をいつもの自分と違う切りどころで読んでみるという練習をしていましたが、まだ粗削り。
ご指摘いただいた間の取り方ももっと大胆で良さそうです。
今回の授業で、具体的な例を聞きながらより理解が深まったので、のっけから違いを演出できる、違いの分かるタンチョウヅル・・・ではなくナレーターとしての精度を上げていきたいです。

祖母の名前は本当にツル 大島