年の瀬4連投③

水曜コアの梅田愛子です。12/7(水)は藤本先生の「表情で表現」の授業でした。事前にタイトルから想像して、きっと今回は縦横無尽に表情筋を動かしまくる授業に違いないと思い込んでいたのですが、むしろその予想とは対極にある内容でした。余計な部分を極力使わずに、地声の響きを生かして表現する重要性。これを、解剖学的観点から大変論理的に教えていただきました。筋肉がこう動くと声はこうなる、体をこう動かすと余計な力が抜ける、といった知識を自分の体で実践し、人体の不思議を存分に味わいながら発声の変化を実感することができました。篩骨洞、腸腰筋、、、など、藤本先生がおっしゃる耳慣れない名前に胸が躍り、生態学・解剖学から発声を学ぶ本(『うまく歌える「からだ」のつかいかた:ソマティクスから導いた新声楽教本』)を思い切って購入! 読みながら、体のどの部分を使って読んでいるのか具体的にイメージして声を出せた方が表現に説得力が出るのではという予感に、うずうずしてきます。とは言え、頭でそうわかっても実際にできなければ意味がない・・・! 今回のナレーション実践でも、「やりたいことが聞き手まで届いていない」という言葉をいただいたばかりです。4期目も早いもので折り返しということで、授業やボイトレで声を出せる毎回のチャンスを生かし、聞き手に届くように模索しつつ読み切っていきます。藤本先生、ありがとうございました!