今週のコアクラスは墨谷先生の「ナチュラルボイス」!
授業を経て思うことを徒然なるままに書かせて頂きます。我思う事なので、先生の言葉通りでは無いので悪しからず!
まず声の正体とは、呼吸であるということ。呼吸に音を乗せると声になる。ムムム…当たり前と言えば当たり前ですが、とても重要な真言が潜んでいる匂いがします。
空気の通り道と響きを同一にすることで、身体の空洞をフルに活かせて、ナチュラルボイスになる。
ナチュラルボイスはその人の個体性そのものなので、明るい・暗い等ではなく、それが貴方の声であり、個性なのだということ。
自然体から生まれるのがナチュラルボイスなので、嘘がなく説得力が生まれ、聞いてもらえる声になる。ゆえにナチュラルボイス=ナレーションに必須な声である。
赤ちゃんはいつも腹式呼吸、ナチュラルボイス。周りに赤ちゃんがいたら是非観察してみて下さい、とのこと!早速電車で赤ちゃんを観察してみたら睨まれました!オギャン!
「頑張っても一利もない」
ナチュラルボイスの為にはいかに頑張らないかが重要。頑張ると「やったろう感」が生まれて、ナチュラルではない・嘘になってしまう。
でも脳はNOを認識出来ないので、頑張るなと言われると頑張ってしまうジレンマ…。
そもそもその頑張りって必要なの?と言うところから観念を転換する必要がありそうです。
「頑張る」の語源の一説には「我を張る」というのがあるそうで、つまり主体が自我(ego)にあるということ。でもそんなegoに誰がお金を払うのでしょう?
「頑張らなきゃ!」という思いが空回りしてしまい、こんなに頑張ってるのに成果が出ない…もっと頑張らねば!成果出ない!オギャン!となってしまうのは、そこら辺に要因がありそうです。
京都の花街では「頑張る」の代わりに「気張る」という言葉を使うそうで、「頑張る」は独りよがり、「気張る」は周りに気を遣って張り切る事だそうです。
ナレーションは何の為に在るのか…「頑張らないこと」はナレーターの在り方そのものに繋がるのではないか、と考え至りました。
「頑張らないこと、それが一番大事!」
また次回の授業も楽しみにしております!
水曜コア堀川輝幸