世の中のあらゆるものがおそろしいコアクラスの下牧(しもまき)です。
Facebookの登録ですら、個人情報が洩れたらどうしよう・・・、変な人から連絡が来たらどうしよう・・・と恐ろしく、でも、バーズに通いたいからと、震えながら登録を済ませ、通い始めて3か月・・・。
わかったことは、今さらながら、「声が出ていない」ということ。
小鳥のさえずるような声ではないけれど・・・、聞くとちょっと違和感があるけれど・・・、そもそも、自分の声って自分で聞くと変な感じがするっていうし、低めの声で、こういう個性的な声も、まあ、いいんじゃないかと。
一応、この声で仕事もしていたわけだし、上手に読めるようになれば、大丈夫!と思っていた私。
でも、授業で、墨屋先生が言っていました。
「土台ができていないところに、ものが建てられますか?
できてないのなら、つくる、やるべきことは明確です!」
その通りです・・・。
私はそんな明確なことに目をつぶり、この歳まで生きてきてしまいました。
『土台、つくろう。』
スタート遅れも甚だしいのですが、墨屋先生のボイストレーニングに通うことにしました。
すると、衝撃の事実が・・・。
「声の通り道が開通していない」
いやいや、私、しゃべってますケド・・・。
そうです。この声は偽りの声だったのです。
小学校で教えておいてほしかった~~~!
通り道を開通させるべく、まずは、呼吸の練習。
家事をしながら、「ハッハッハッハ」
はみがきしながら、「ハッハッハッハ」
歩いていても、人がいなくなったら、「ハッハッハッハ」(バーズを初めて訪れた時、目の前のポリスボックスのおまわりさんに止められた経験があるため)
不審者にならない程度に、いつでもどこでも「ハッハッハッハ」
ただし、トイレだけは、集中できなくなるので断念しました。
それを続けていると、いつもとちょっと違った低めの声が出たのです。、
これは、もしや、開通したのかも!
私はその声を出し続け、大事に育てました。
そして迎えた、次のレッスン。
「その声って、出そうと思って出してる声だよね?」
ん?
「作ってるよね?」
んん?
「声は出そうとして出すものではなくて、自然に出るものです!」
んんん?
でも、先生!いつもと声が変わったみたいなんですぅ。
「うん、嗄れてるよね。声帯を痛めちゃってるので、しばらく声を出さないほうがいいです!」
あ~~~~!!!!!まさかの勘違い!!!!!
ということで、レッスンは振り出しに。
でも今回は、もう一つ、新しい練習が加わりました。
吐く息を少しずつ長くしていくというもの。
横になって、息を吐くのですが、初めは30秒くらいしかできなかったのが、3秒ずつ増やしていくと、さっきより3秒くらいなら、がんばれるかな?という思いが働いて、不思議とタイムが更新されていき、気づくと50秒を超えていました。
さっきは、30秒でもう限界だと思ったのに!マジックだ!
そんなある日、今度は、前回とはまた違った音が鳴りました。いつもと違ったところから鳴っているような感じです。
今度こそ、開通したのか!?
でも、今回は、前回の失敗があるので、むやみやたらとその音を鳴らすようなことはしません。あくまで呼吸の練習。
開通してるといいな・・・と次のレッスンを心待ちにしているところです。
またしても、勘違いということは大いにあり得ますが、「失敗からしか学べない」わけですから、前向きにいきます!
バーズの皆様、毎回の授業、貴重な体験談、ためになるお話、恐さを取り除くためのアドバイス・・・
本当にありがとうございます!
来年もどうぞ、よろしくお願いします。