提案するために

おはようございます。秋17期モードの北村です。

新年初投稿になります。(もう1月終わるのに(笑))

1月27日は大江戸先生の「緩急とパターン」2回目でした。

前回の授業の最後に大江戸先生からいただいたミラーリングのお手本をもとに、まずはそれがどこまでできているかを確認する工程からスタートしました。

そのうえで、他の原稿を初見の映像に合わせて読みました。

大江戸先生は初回から「ナレーターがディレクターの期待通りのことをするのか? それともナレーターがその上をいく『提案」をするのか?」ということを何度もおっしゃっていました。「ちょっとこの人呼んでみよう」から、「この人面白いからもう1回呼ぼう」へと昇華するための提案が現場でできるかどうかということですね。

例えば、誰もが「ここはセクシーに読むだろ」と思うところを完璧にセクシーに読むのは「期待通りにやってくれている状態」で、あえてそこを純粋無垢な少女で読んでみることが「提案している状態」とのこと。そして大事なのは、たまたま提案が外れて「いや、そっちじゃなくて」と言われたとしても、提案するのはとても大事だということ。何より、提案力を磨くために緩急とパターンの引き出しをたくさん持っておくのが大事だということですね。

あと、意外だったのが、ナレーションの世界でも「○○さんみたいな感じ」、「○○(番組名)みたいな感じ」というディレクションがあるということでした。ゲームキャラクターボイスの世界で「○○(キャラクター名)みたいな感じで」と言われたことはありますが、意外とどこの現場でもあるんですね。

自分が目標にしてミラーリングしている先輩ナレーターの表現はできる前提として、ミラーリングの対象ではなかったとしても「その人の特徴をつかんだ読み」ぐらいは引き出しとして持っておかなければいけないなと感じました。

今期も既に残り3分の1程度なので、まだまだ必死に食らいついていきます。

それでは。本日も笑顔120%な1日を。