あるサラリーマンの詞

先週のブランディングクラス、畠山マネージャーによる「プロデューサー目線」を振り返ります。

プロデューサーってどんな考えで、ナレーターのキャスティングしているの?ということを身をもってシミュレーションしてみようという授業。

まずP役4名を選出し、どんな番組、狙い、視聴者層かを考えます。
そして全員が好きな原稿をプレイしてアピール。
P役はピンと来た人に注文を出しつつ再プレイ&トライ。
そして自分の希望するナレーターを選んで、さぁ行きつけの鯛刺し屋に、と思いきや、そこに鬼上司からの伝達が!方向性が大転換、先に言っといてぇ~、しかも売れっ子ナレーターが使えるらしい…。

視点を変えてイチから選び直し、さぁ行きつけのちゃんねぇの店に、と思ったら閻魔大王様からの指令が!またも大転換。今度は売れっ子芸人も候補に!もう目がクラクラ。

そうして最終的に各自、ナレーターを選ぶのでした…。

プロデューサーと言えども貝社員。ケッキョクカイシャニハサカラエナイ。

とまぁこんな結末になりましたが、実際のプロデューサーは上からの指示に従順な貝社員タイプと、頑として自分のプランを崩さないクリエイティブタイプに分かれるそう。

順調に出世するのは貝社員タイプ。だけど超出世するのはクリエイティブタイプ。しかしクリエイティブタイプのほとんどは途中で組織に絶望し社を去っていく。これぞ生きた社会科デスね。

そんな私は、平穏無事な貝社員タイプでした。

組織のしがらみに巻かれて生きる悲哀。
泳げたい焼きくんの歌詞が心に沁みる。

そんな大企業であるテレビ局という組織論理の中で、フリーランスの僕たちはどう生きるか、常に考えていねばなるまいと思い沁った授業でした。

畠山さん、面白い授業をありがとうございました!今週はお手柔らかにお願いします!

ブランディング17期秋
堀川輝幸