違うんです!

 秋祭りの季節になりました。といっても今年はまだまだ、猛暑ですが・・・。家の近くを大みこしの行列が通ります。その荘厳な姿をカメラにおさめたく、先回りして待っていると・・・、

 めっちゃ、見てる・・・。沿道の警備に当たっている警察官がめっちゃ見てる・・・。

 違うんです!善良な市民です!カメラを構えたりして、近所の祭り好きのおばさんですよ~感を出してみたのですが・・・

 わき目も振らず、めっちゃ見てる・・・。

 

 思い返せば、初めてバーズを訪れた日、当時は目の前にあったポリスボックスの警察官に止められました。違うんです!ただ、ボイスサンプルを録りに来ただけなんです!

 あれから、1年。挙動不審は変わりませんでしたが、ナレーションへの考え方はずいぶん変わりました。モード最後のレッスンを振り返ります。下牧です。

 先日は、あおい先生。前々回、調子に乗って、気持ち悪い感じの読みをしたところ、「変わった読みをすることがバラエティーではない。」と撃沈。

 続く前回、気持ちを入れ替え、先生の番組をたくさん聞いて、研究したつもりで臨んだレッスン。リズム、緩急以前に、「声、こもってない?」のひとことで撃沈。何がどうって、やっぱり声ですよ。あまりいない声と言って頂けることもある私の声ではあるのですが、これではダメだと、もう一度声に向き合い、皿洗い時には、教えて頂いたボイトレ動画を実践。腕立ても、あやしげながら15回まで到達。母音をしっかり、プラス、私はどうも一音が短いようだから、長めに注意して、臨んだ今回。

 「どんどん読んじゃう」ところを指摘。少し先に進んだ。

 これは、以前、松浦先生にもご指摘いただいた「水鳥のよう」のことだと思うのです。踏みしめられてない、チョンチョンチョンチョンって読んでしまう。=一音が短い。

 自分では気をつけたつもりだったのですが、再三注意されているのにできないのはなぜなのか?もう一度考え直してみると、しっかり踏みしめて読むと、リズム感がなくなって単調になりそうなのがこわい。チャラッと水鳥読みした方がかっこいい気がする、これが私の脳にしみついてるようなのです。

 でも、文節で区切って、ゆっくり読んでみてと言われた時、リズムはとっても良かったですと言って頂き、あ、踏みしめても棒読みにはならないのかも・・・と気づき、脳の支配から、少し逃れられそうな気配があります。ここを克服できれば、大きく前進できるのではないかと思っているので、このまま研究を続けたいと思います。

 そして、今回、学んだのは、斜めのベクトル。斜め上を意識して読む。今まで考えたことがなかったので、私の中にバシッと響きました。

 先生は、何度も、ボクのやり方を押し付けてるみたいとおっしゃっていましたが、先生のやり方を学びたいので全然そんなことないです。毎回、たくさん勉強させていただきました。

 

 学長、講師の皆様、マネージャーの皆様、今期も色々なことに気づき、考えさせられ、吸収させて頂きました。ありがとうございました。来期もよろしくお願いします。