皆さんこんにちは。秋18基モードの北村です。
早いもので、11月も来週で終わり。今年もあと1か月となりました。
モードの授業も気付けばあっという間に3分の1が終わりました。
私は10月初めの大江戸さんオプションから今期が始まったような気分でして、そこから多数の講師に指摘されてきたことがあります。
「安定感はあるが、突き抜け感がない」、「(去年)モードを受けていたときのほうが派手な表現をしていた」、「省エネ思考が強い」・・・などなど。要は「悪いわけではないけど物足りない」ということだと理解しております。
では、なぜそうなってしまうのか。自分なりに出した答えとしては、「悪くないから」だと思いました。別にふざけているわけじゃないですよ。
というのも、悪いところを直すのは案外簡単なはずです。いいものと自分を聴き比べ、「これができてないから重点的にここを強化しよう」と、見本にあわせればよいからです。学習に近い感じだと思います。バーズ的にはコアで学ぶ領域でしょうか。
しかし、表現の道で突き抜けるにはさらにその上の段階に「オリジナリティ」があると思っています。そのオリジナリティをどう獲得するのか、そしてそれをどうテレビナレーションの手段に落とし込むのか。それがモードのステップであるはずです。
ちなみに、そのオリジナリティをどう売り込んでいくのか、戦略を立てるのがブランディングのステップだと思っております。
話を戻します。「なんか物足りないナレーター」から突き抜けるためには、どうしたらよいか。そのカギが「省エネ思考からの脱却」と、「教科書を破り捨てるぐらいの覚悟」なのではないかと。
余白大事。引き算大事。やりすぎ、良くない、絶対。
という思考に入る前に、なんでもいったん全力でやってみる。やってみてから削れる部分を削っていく。野球で言うなら、先発よりも中継ぎやクローザーの感覚。
そして、全力でやるためには、「○○ならこんな感じ」をいったん忘れること」。
なぜ、そんな話になったのかというと、「報道の読み」にて、どうしても報道だと思うと縮こまってしまう癖が自分にあることが分かりました。いや、前から分かってはいたのですが、それは「抑揚をつけすぎない」という部分だけだと思っておりました。が、実はそうではなく全体的に力が抜け気味になっていたと。
そして、最後の最後、思い切ってバラエティだと思って読んでみると、声が前に出て改善されました。
普段前に出すぎているからといって、後ろに下がりすぎるのはよくない。「ここで前に出る」、「ここは後ろに下がる」。その使い分けがセンスであり、後ろに下がるというのがいわゆる引き算であるということで、今はいったんずっと前に出てみてから後ろに下がるタイミングをあとから調整するやり方でやっていくしかないんだろうなと思っております。
慣れてきたら、自分の感覚としても、番組のテイストとしても、「こういうときに前に出て、こういうときに後ろに下がる」という思考が体に染みついて、削る工程を省略できると思うから。
そして、引き算のタイミングや前に出る方法はしっかり先人をミラーリングして、自分の武器を研ぎ澄ませていきます。
あいかわらず話があっちこっちに飛ぶブログ、なづけて「ハナシ・トブログ」でしたが、最後までお読みくださりありがとうございました。
それでは、本日も笑顔120%な1日を。