「多様性」というと、昨今よく耳にする言葉ですよね。しかし色々な観点からその意味を考えることができ、一言で定義するには非常に難しい言葉とも言えます。
一方で「ストレートナレーション」もややそれと似た立ち位置にあるように思えます。
インターネットで調べてみても「ストレート」の明確な定義はイマイチ捉えづらく、世間的にも人によって微妙に解釈にズレがあるようにも見受けられます。
この「ストレートの多様性セミナー」は、その"二項目"を掛け合わせた、
ある意味ではとても実験的なセミナーなのかも知れません。
そして毎回受ける度に様々な学びがあるわけです。
今回の山本健太郎先生の授業は特にその事を感じた授業でした。
と言うわけで今週もセミナーの振り返りを行います。
ナレーターの久保多聞です!
今回の授業題材はご自身がナレーション担当されているニュース番組からの抜粋でした。
しかし典型的なニュース原稿ではなく、所謂"衝撃映像"系の原稿。
これを「報道」としての緊迫感を乗せて読むことがこのレッスンでの課題です。
油断をするとすぐに「報道」からずれてしまいます。
山本さんはそこを的確に細かく指摘してくださいます。
山本さんのレッスンは報道としての緊迫感の出し方を、ご自身の経験に基づいたメソッドやスキルの練習法などを交え、その上でどのようにナレーションを構成していくか丁寧に示してくれます。
そのレッスン法はどことなく藤本さんを彷彿させる授業でした。
今回のレッスンでやはり重要だなと再認識したのは「引き出し」を持つことです。
それを適材適所でちゃんとチョイスして表現できるかどうか。
それが「ストレート」と言うジャンルの中でも必要である。
そしてそれが「多様性」であると感じます。
全てのジャンルに通ずる「ストレート」と言う技術を色々な講師の方々の目線で教わることができる。
それだけでもセミナーを受けた甲斐があります。
全ての授業を受けた時にまた新たに落とし込めるものがありそうです。
丁寧に教えてくださって非常に分かりやすい授業でしたm(_ _)m
健太郎さんありがとうございました!
ナレーター 久保多聞