皆様、今更ですがあけましておめでとうございます。秋18期モードの北村です。
まあ、もうあけましておめでとうなタイミングではないと思うのですが、まあ一応新年一発目ですからね。
ということで、2025年のスタートダッシュは、逸見先生の「ナチュラル&ウィスパー」でした。前回モードを受けたときは、点でさっぱりだったウィスパーというテクニック。いや、違うんですよ。いわゆる「かわいい声優がやってる声」を男性がやるのって珍しいから高めな声出せる自分が天かとろうかなって、現実も何も知らずに夢見るユメオ君だったんですよ、あのときの自分は。
が……これが逸見先生どころか誰にも刺さらない……。なぜなんだ……と、数か月にわたって悩みました。
しかも、わりと声高く生きてきた自分にとって、低音使えてばりばりな企業系で勝負されてるベテランや大人の方たちとそっちのラインで戦える自信がなかったんですよ。実際、バーズに入るまでは「中音域でナレーションの仕事が決まりにくい声質」って言われてましたし。
転機が訪れたのは3期目の6月。ドキュメンタリー極めるならもう一度ウィスパーと向き合おうということで、逸見先生にオプションをお願いしました。そのときに「試しに低いほうで読んでみてください」ということだったので、やってみたらなんかめちゃくちゃ刺さってる……。あれ? 自分的には土台しっかりしてないし、揺れるし、なのにこっちのほうがいいの? え? どういうこと? 状態でした。
それ以降、高い声のドキュメンタリーを封印した私なのでした。
さて、ここからが本題。
(相変わらずの前置きが長い件について。ここまでで600文字ぐらい書いてるw)
そんな意識改革を経て臨んだ2回目のウィスパーの授業。高い声は作らなかったものの、実は日常から声高くしゃべってるんじゃね? という疑惑が浮上しました。ということで、ひたすら地声ラインを探しては原稿を読みの繰り返しでした。日常から声高いかも疑惑に関してはめちゃくちゃ心当たりがあって、特に人と話すときはなんかとにかく自分の声が浮いてる気がして、「今の自分は好きじゃないな」と思う瞬間がわりとあるんですよ。それは土台がしっかりしてないからとか、発声が悪いからとか、単純に人と話すことに慣れてないんじゃないかとかいろいろ思うのですが、ひょっとすると常に笑顔で人と話そう、不快にさせない話し方を心がけよう、みたいなものが自分の中にあるのかもしれません。実際、人と話すのは好きなのに、話し終わるとめちゃくちゃ疲れるんですよ。そんな自分がちょっと嫌いだったりもして・・・。
そのあたりを逸見先生は「にじみ出るやさしさ、誠実さ」と表現されてましたが、それはそれで逆に「俺って優しいの? そんなに誠実に生きてたっけ?」みたいなところに行きつくわけで、普通のダメ出し以上のインパクトがあった授業でした。
まあ、そんなわけで、何が言いたいかというと、優しさとか誠実さって一見ポジティブだけど、度を越えるとネガティブになるよねという話です。そして、そういう要素って認めるのがなかなか難しい。
私は学生時代からずっと「面白味がない」と言われていて、特に「君が面白いと思うものは周りからしたら面白くない」というのも何度も言われてきました。あと、同じネタでも「誰が言うかが大事」というのも、たくさん失敗して経験しました。ちなみに、誰が言うかも大事ですが、誰に言うかも大事ですね。今となっては、面白味がない自分を受け入れて、そのときに比べたら周りが笑えるようなことを言えるようになったと信じています。
てなわけで、数か月に1回ぐらいやる自分語り9割なブログでしたが、ひとまず全部ひっくるめて、やっぱり今期の目標は「脱優等生」ということです。
ちなみに、この時点でもう1500文字を超えました。1500文字といえば、高校生が大学の推薦入試に出す小論文ぐらいの分量でしょうか?
それでは。2025年もよろしくお願いいたします!