(再投稿)所詮、オールドタイプなんだな。

先週のブランデイング、山上トモ先生による「ディレクション視点」を振り返ります。

残念ながら今回は体調不良でzoomにて観劇しておりました。

今回の骨子は「ディレクションのすれ違いを身をもって体験しよう」
それぞれプロデューサー役、ディレクター役、ナレーター役を担当。プロデューサーが番組イメージをディレクターに伝え、それをディレクターからナレーターに伝える伝言ゲームの過程で何が起きるのか?をエチュードっぽくやってみよう、と言う試みでした。

4チームに分かれての公演でしたが、それぞれ個性的なスタッフが登場。
例えば、善意で暴走しちゃうタイプのDの場合、良かれと思い、さらに良くしようとディレクションを加えた結果、混乱し、悪くなっていってしまう・・・など。

重要なのがディレクション側は、ナレーションのプロではないし、表現のプロでもない、と言うこと。なのでプレーヤーの生理は理解できない、ということ。

「理解りあえる」はニュータイプにしかできないことで、
我々はディスコミュニケーションを前提とする必要があるようです。

なので1つ1つのニュアンスに振り回されず、要点(深層ニーズ)を掴み、「明るく」「ゆっくり」「元気に」などとざっくり捉えて、振り切って大胆に表現する。
これが「ディレクションには応えず、超える」を実現することになり、例えそこで大きく外してその現場は失敗したとしても、記憶に残ることで次の現場に繋がる可能性が出る。

客観的に見て思ったのは、ナレーターがスタジオに入る際の挨拶にも大きく左右されるなと思った次第。
「新人だから丁重に」と思って入ると、相手より気持ちが下回ってしまい、余計に「応える」マインドセットになってしまうなと。

アメリカと中国の首脳会談のように、どちらが先に握手を差し出すかという、些細な駆け引きがここでも重要なんだなと思った次第です。

「態度は真摯に、心は太々しく」

山上先生、前回今回とサービス精神に溢れたユーモラスな授業、ありがとうございました!

17期秋ブランディング
堀川輝幸

マネージャーにボイスサンプルを聞いてもらうということ

おはようございます。秋17期モードの北村です。

まだまだ寒い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

1月中旬にスタジオバーズでボイスサンプルを収録したので、2月3日のアフターバーズでマネージャー陣に聞いていただきました。

どういう評価をいただいたかの前に、在学生は知っているけどブログでは明かしていないことを一つ。

私は生まれつきの目の病気で、今は全盲です。一昨年に縁があって学長とお話しさせていただき、春17期よりスクールバーズのお世話になっています。

なぜ今までここで書いてこなかったかというと、「自分を知らない人には普通のナレーターに見られたかったから」というのと、「自分がバーズの中では異質な存在だから隠さなければ」と思っていたからです。いや、SNSで発信してるし、隠すも何もないんですけどね、一応ここはバーズ公式ブログ出し……みたいな(笑)。

さて、ボイスサンプルにいただいた評価は、狩野さん、武信さん、畠山さん共通で、「全盲のナレーターを冒頭に持ってきたほうが良い。なんなら、普段の収録はどうやっているか、どんな準備をしているかなどを伝えるようなボイスサンプル兼自己PRの構成にしてみては?」でした。

たしかに、今までも業界の内外を問わず、「全盲」を前面に押し出したほうが良いというご指摘はたくさんいただいていたんです。そのたびに「でもな、自分がディレクターだったら『全盲』なんて言われたら不安で呼ばないだろうな……」と思っていました。その点を質問したところ、畠山さんから目からうろこな答えが。

それは、「『全盲のナレーター』に興味を持ってくれるクライアントがいるはずなのに、それを押し出さないのは単純に機会損失じゃない?」

たしかに……。機会損失になるという発想は今までありませんでした。

でも、今までを振り返ってみるとそうなんです。もちろんバーズも。最初は「こいつ、本当に大丈夫?」と、だれしも思ったと思うんです。それでも、私は飛び込み営業をしたわけではないので、メールを読んだだけとか、ウェブで情報を見てサンプルを聞いただけとか、直接会う前に「なんか面白い」と思って声をかけてくださった方が私の周りにはたくさんいるはずなんです。

であるなら、やっぱりそのスタイルで勝負するべきですよね。

ちなみに、全盲を前面に押し出さない理由がもう一つ、「全盲の○○」としてメディアに注目されると、本人の実力とは解離して持ち上げられることがあるというのもありました。ただ、今の自分には土台がちゃんとあり、その心配をする必要はないだろうと、そこだけは自信を持って言えます。

で、ここからが本題です(笑)。このやり取りを通して、なぜマネージャーにボイスサンプルを聞いてもらうことが大事なのかが分かりました。

それはつまり、「マネージャーとの共同作業の数だけ売れるサンプルが作れるから」ではないかと。(言い切るの怖い……笑)

自分じゃ100点の提案なんてできなくて、精々70点ぐらいだと思うんです。それを100点に近づけるためにマネージャーにボイスサンプルを聞いていただき、方向性をすり合わせる(実際は100店のサンプルなんて存在しないと思いますが)。ベストテイクを厳しく駄目出しされることもありますが、それはそれでしっかり受け入れる。

そんなすり合わせができる環境がスクールバーズには整っているんだと、再認識しました。猪鹿蝶にエントリーしても、在学生じゃなければ評価を聞きにいけないですしね。

こんな良い環境で過ごせるのも、残り1年と少しです。スクールバーズの環境を生かしながら、在学中に皆さんに良い報告ができるよう、引き続き頑張ります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

本日も笑顔120%な1日を。

MGRに挑戦

17期秋モード土の斉藤あずさです。

本日は『MGRに挑戦』。事前に渡された、《ドッキリGP》のアバンと、《スッキリ》のワンコーナーをブースで録音し、狩野さん、武信さん、畠山さんに講評いただきました。

私は《ドッキリGP》に関しては、原稿をどう面白く読むかに視野狭窄になってしまい映像と読みが乖離してしまったことと、映像をナレーションで面白くしなければいけないのに、そもそも映像内の各所でナレーターが果たすべき役割をきちんとわかっていないことを指摘されました。 TVを見て研究する時に1番大事なポイントがズレてしまった…(アフターでは畠山さんにさらに丁寧に補足していただきました。大変感謝です) 本当に情けない…。今の時点で勘違いに気付けてよかったと思うしかないです。

《スッキリ》に関しては、暗いし表情がない、そもそも早くて雑…。かなり緊張したとはいえ、コアの授業内でも指摘されたことのある内容にとどまってしまいました。
情報番組を読む音域に関して、地声が低めな私は、まず中音域くらいでは読めないといけないなと考えて去年11月から取り組んでいますが、それにばかりつまずき過ぎています。時間をかけて武器にするのもよいが、早く武器にできそうなところも作っておかないとまず戦にすら出られないのでどうにかしないといけません。 (普段を知っているクラスメイトの何人かには「今日斉藤さんの中の良い声で読まなかったね」とも言われ。本当に、普段の自分の迷いそのものが出てしまった今日でした)

また、今日の全員共通の課題としては、
“自分の読みのスタイルを確立した上で、都度都度の競争の中で、まわりの思考を読んで一歩前に出なければならない”ということでした。
“自分の強み・得意の押し売り”は外さずやって、しかし選ばれるためには時にまわりのプレイとは違うことをしなければいけない。今自分が相対的にどう見えているかということも計算しなければ、選ばれない。その厳しさを体感してクラス全員が悶えていました。

私は人と勝負すること自体はそんなに嫌いではなく、とにかく、全然まだその悶えてもいい土俵に乗れていないことがとても悔しいです。10月からの時間の使い方について、今思うと、もっとこうすればよかったんじゃないかと思うことも日々たくさんあって、そこに落ち込みます。が、落ち込んでも上手くはならないので、淡々とやるのみです。

狩野さん、武信さん、畠山さん、
ありがとうございました。

語尾の処理(再投稿)

(再投稿)

水曜コアクラス 田口真子です!

堀場亮佑さんによる『語尾特化』の授業を、

振り返ります!

私は体調が優れずzoomでの参加でしたが、

とても勉強になりました。

寝込みながらも学べる環境があることに

本当に感謝です。

(でもやっぱり教室に行きたい、、!!泣)

【自分の持つリズム感が授業後どう変化しているかを知る】

コアクラスメンバーの皆さんが読んでいるのを聞いていると、語尾を意識するようになった授業後の方が、圧倒的にテレビに近い読みになっていて、普段自分のやっている癖は時に武器にもなるけど、時にはテレビから遠い読み方にしてしまっていることもあるから、

自分の癖がどれだけプロと違うかは、しっかり研究しなければいけない。

これまでの授業でも感じた学びが、また違うテーマでも改めて学べる。だからより理解が深まっていくんだなぁ〜と思いました。

【ナレーションの意識を持ちながら、記号にも注意して読んでみる】

3パターンほど、堀場さんが語尾の記号をふってくださり、その記号を意識しながら読んでみる。

その記号は

止める、伸ばす、上げる、下げる

の4つでした。

上げようとしてるのにうまく上がらない。

伸ばしたいのに伸ばしきれない、または伸ばしてそのままふわっとしてしまう、、など

人によって様々で、語尾の処理の仕方の中で自分の得意不得意がわかる発掘のような時間でした。

語尾だけでこんなに聴こえ方が変わるなんて

本当に面白い!と思いました。

テレビ見る際に記号を思い浮かべながら聴いたらまた違う発見もありそうなので早速やってみようと思います。

また、堀場さんが何度も口にしていたワードが『間をとる』でした。

『準備するために間を作ると思ってもいい。』

この言葉を頭と胸にしっかりしまって、

今後に活かしていきたいです!!

学びに感謝です。

ありがとうございました!!

田口真子

堀場さんによる「語尾特化」

17期秋コア水の斉藤あずさです。
今日は堀場さんによる「語尾特化」でした。

「文頭と語尾さえキマッていれば何とかなる」とバーズ内の様々な授業で言われていますが、まさに今日はその、語尾にフォーカスする授業でした。

・止める
―伸ばす
↑上げる
↓下げる
(印がないところで切らない)

この4つの記号を使って語尾の読みを因数分解し理解→実践するという方法です。
非常にシンプルでわかりやすいと思いました。17期秋も後半に突入し、コアもモードもやることはひたすらミラーリングになっている段階で、このツールはありがたいです。 ミラーリングするナレーションをひたすら細かく聞き、ひたすらぴったりなぞるだけでも勉強にはなるのですが、
この記号を用いて聴き取ることによって、そのナレーターの表現全体を整理しやすくなり、
整理しやすくなると、表現を自分の読みに取り入れやすくなったり、より一層深い読みの生理の部分に着目するための脳のキャパが割きやすくなるな、と思いました。

また、実際に原稿に記号を記入した上でクラスメイトが読んだ読みを聞いても、この記号だけで読みがかなり変わった印象を受けました。 これを使いこなせば、読みの提案の引き出しが一挙にたくさん作れてしまうというわけです。便利すぎる。

3パターンの記号の振り方で順番に読んでいきましたが、みんなすぐに順応していてすごいなと思いました。
私は実はかなり集中力を必要としました。

自分なりに”引っ掛かりのある”読みをやろう、と思って挑むことはなんとかできましたが、今日学んだツールも使いこなして、もっともっとクオリティを上げる必要がありますので、頂いたアドバイスを元に一層練習しようと思います。

しかし…10月の時点では、上手い人の読みを聴いてもただただ圧倒されるだけでしたが、
こうやって因数分解ができることを学ぶと聴く面白みが増しますね。
「やっぱりうまい人は細かなことを精密に積み上げているんだな、漠然とやってたら上手くなるわけないわ・・・」
と、納得と尊敬も増しますね。

まぁ、いずれ私に倒されるわけですが←←

じょじょじょ冗談ですーーーーー!!!!(地に穴が開くほどの土下座)

改めて、熱心な講師の皆様と、温かなクラスメイト、そして学長への愛がつのった1月最後の夜でした。