提案するために

おはようございます。秋17期モードの北村です。

新年初投稿になります。(もう1月終わるのに(笑))

1月27日は大江戸先生の「緩急とパターン」2回目でした。

前回の授業の最後に大江戸先生からいただいたミラーリングのお手本をもとに、まずはそれがどこまでできているかを確認する工程からスタートしました。

そのうえで、他の原稿を初見の映像に合わせて読みました。

大江戸先生は初回から「ナレーターがディレクターの期待通りのことをするのか? それともナレーターがその上をいく『提案」をするのか?」ということを何度もおっしゃっていました。「ちょっとこの人呼んでみよう」から、「この人面白いからもう1回呼ぼう」へと昇華するための提案が現場でできるかどうかということですね。

例えば、誰もが「ここはセクシーに読むだろ」と思うところを完璧にセクシーに読むのは「期待通りにやってくれている状態」で、あえてそこを純粋無垢な少女で読んでみることが「提案している状態」とのこと。そして大事なのは、たまたま提案が外れて「いや、そっちじゃなくて」と言われたとしても、提案するのはとても大事だということ。何より、提案力を磨くために緩急とパターンの引き出しをたくさん持っておくのが大事だということですね。

あと、意外だったのが、ナレーションの世界でも「○○さんみたいな感じ」、「○○(番組名)みたいな感じ」というディレクションがあるということでした。ゲームキャラクターボイスの世界で「○○(キャラクター名)みたいな感じで」と言われたことはありますが、意外とどこの現場でもあるんですね。

自分が目標にしてミラーリングしている先輩ナレーターの表現はできる前提として、ミラーリングの対象ではなかったとしても「その人の特徴をつかんだ読み」ぐらいは引き出しとして持っておかなければいけないなと感じました。

今期も既に残り3分の1程度なので、まだまだ必死に食らいついていきます。

それでは。本日も笑顔120%な1日を。

思えばすごい時代になったもんだ

先週のブランディング授業「日本と世界のナレーション事情」を振り返ります。講師は片岡あきらさんと寺内夏樹さん。

「宅録」という言葉。
機材の進歩や低価格化もあり、すっかり市民権を得て、コロナ禍により在宅ナレーターという言葉も定着した、この数年。

テクノロジーの進化は、光陰矢の如しで、どのサービスが天下を取るか分からない大AI時代に突入しているのですね。

使えるものは使って、その特性を理解しないと、気づいた時にはリテラシー格差が追いつけなくなってるんだなという怖さも感じました。

さて海外ナレーション。
今iphoneで文章を作り、gmailでブログに投稿し、Amazonprimeで映画を見ています。ガラパゴスと言われた時代が前世か?と言うくらいツールが一新されたなぁとしみじみ。

これだけツールが変われば、仕事の受発注も変わるわけで、AIを駆使すれば国も言語も海の垣根もなく活動出来る時代に。
英語出来ないからなぁと思っていた自分ですが、同じ理由で海外旅行行かない人がいたら、「1回は行った方がいいよ」と言うので、海外ナレーションも同じじゃないかと。
chatGPTが翻訳も返信文も考えてくれる時代、超優秀な秘書のように使いこなす事が出来れば、簡単にグローバルワークが出来る世界になっているのですね。
えんらい時代になってますね。

あとはもうフットワーク!
やるかやらないか!

大学の時の先生が「日本は滅ぶから、日本と心中しない人になりなさい」と言われたのを思い出します。海外ナレーションにチャレンジするのは、日本の枠組みの見つめ直しになり、視座も変わるだろう、と思いました。

片岡先生、寺内先生、有益で貴重なお話をありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

ブランディング17期秋
堀川輝幸

自分はどうなりたいのか?

おはようございます!

四本木典子さんによる〈楽しく情報〉の授業を振り返ります!

水曜コアクラスの田口真子です。

【『自分』を知ることの大切さについて。】

なぜ自分を理解することが大切なのか

それは、自分について分かると、仕事につながりやすいから。

ナレーションでの自分を理解するとは何か

・自分の好きな読み、嫌いな読み

・得意な読み、不得意な読み

・得意な声の幅、スピードは?

自分の今の状態・味・癖を理解する。

全てオールマイティーにやるのは、

とても難しい。

だからこそ自分の"武器"を見つける。

自分の武器を見つけて、そして

その武器で勝てるのか?

そこまで考えないといけないのだろうなと

アフターでのボイスサンプル発表なども通して

感じました。

本当に考える事がたくさんあります、、

四本木さんのお話を聴いて、

自分の今の状態を理解できていないうちは、

アピールできるわけないなと感じました。

何をアピールしたいのか定まっていない状態でボイスサンプルを作っても、このサンプルをどうすればいいの?となるのだろうなと、、

自分の得意な読み、苦手な読みは確実にあるはずなのに、意外とはっきりしていない。

自分を掘り下げるということは、もっと細かくて地道な作業だと知る事ができました。

【内容による読み方の違い】

今回の四本木さんの授業では、

3つの原稿を用いてのレッスンでした。

①アバン

②説明パート

③自分の気持ちや感性を伝えられるパート

(表現で遊べる部分)

そしてそれぞれのパートで意識すべきこと。

楽しく、勢いが大切。上がっていくイメージ。 ひきつける。

雰囲気重視のパート

説明パートとはいえ、遊んでOK。

ただし、『どこを立てるのか』が重要

色々な表現ができる

自分が何を感じて、何を伝えたいのか。

→ここでは、色々な方の表現をきけて

こんな言い方もあるのか!という発見もありました。

番組の構成の中での、読み方の違い・特徴を

勉強することができ、これから番組を観て研究するときは、今はどのパートかも意識しながら観てみようと思います。

今回の授業を通して、

最初から読み方だけに注意を向けるのと

構成を意識してから読みに注意を向けるのでは、きっと大きな差があると思ったので、

また見方を変えて研究します!

今回も、とても多くの学びがありました。

学びに感謝です。

ありがとうございました!!

田口真子

ボイスサンプル制作2回目。

土曜モード田中早弥です。
2回目のボイスサンプル制作をしました。
今回はパリオリンピックを主体にしてスポーツの報道やバラエティ、ドキュメンタリーなどジャンルをそれぞれ入れて作りました。
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スポーツダイジェストの原稿で、反省点としてメリハリの弱さを感じました。
“スポーツ感”をイメージした時、画面を見ていなかったとしてもナレーションの雰囲気を耳にしただけで、
「お、今スポーツコーナーだな」と認識できる読みがしたかった。
スポーツの「スピード感・スマートさ」みたいなものの表現。
大江戸さんのNスタでのスポーツ読みを参考にしたものの、再現未完成でメリハリ感が不足していたなと感じました。
語尾をふ〜んと流すあのイメージで、語尾がほとんど流れてしまった印象。
むしろピタっと止める場所をいくつか置く事によって流れる語尾が強調されたのではと収録が終わってから気づきました。
この二つの語尾の組み合わせ具合によってメリハリ・スピード感がもう少し足されたのではと。
同じ原稿で色んなパターンを組み合わせてみたところ、単純に聴きやすいと感じました。
まだ考えないとできない段階と再確認。スポーツとイメージして読んだだけで、この二つがいい感じに組み合わせて読めるくらいには鍛錬しようと決意。中途半端だなぁと感じていた理由が一つ分かった気がして、課題発見が出来ました。 .
報道に関して入学してから大きな課題があり、とにかく暗くなる事と、報道のはずがバラエティに聞こえる箇所がある点。
先生方からいくつもアドバイスを頂いていたはずが、全く理解できずでした。
今回も堀場さんに担当して頂いたので、これは質問攻めを!と思い報道わけ分からん!という質問をいくつか考えて打ち合わせで全て聞く事にしました。 ボイスサンプル制作はマンツーマンの集中授業。
授業で勉強し、その後ボイスサンプル制作は復習+集中講座として個別塾のように活用できるので、今回は最初から堀場さんに聞きたい事をいくつも準備しました。 まず、アナウンサーとナレーターの”報道”の違いについて。
正直分かっているようで分かっていなかったと思います。
報道だ!と意識しカチっとしようとすると、アナウンサーのナレーションになってしまう気がして具合がわからずにいるから細かい違いを!と聞きました。 表現が入っているかどうかは全く違うとの事。
堀場さんが、画面に写って話しているアナウンサーがナレーターのように「な〜んと!!」とか「こ〜ちら!」みたいな煽るようなダイナミックな話し方をしていたら変でしょ?と言う例えをしてくださいました。 確かに、普通に話しているのにわざとらしい表現をする人はいない。
だから淡々と説明し読んでいるけれど、ナレーターはそれをする。表現が入る。報道であっても。
とても分かりやすかったです。
もちろんバラエティのようなものではないけれど、表現の入った報道の読み。
であれば、表現入れがちな私はいくらカチっとしようとも表現は入ってしまうだろうし、意識しすぎずいけるなと報道に対する気がかりが一つ消えました。 そして、私の問題点として「暗い」という意見をどの先生からも頂いていました。
トーンを明るくしなければ私は報道が成立しないのか、という質問。
暗くてもパキッとカチっと読めるならば原稿の内容によっては成立するとの事でした。これはかなり私には救いのアドバイス。
「暗い」という指摘をトーンの事だと思い込んでいたけれど、そうではなく”表現”が暗くなっていた事に気が付く事が出来ました。 実際に自宅で練習して聞いてみると、
語尾などを集中力のあるようはカチっとした読みに変えて読むだけで、トーンは同じでも聞こえ方が違う。
先生達が言っていたのはこれだったのかー!!とスッキリしたし、自分で聞いてみてなんか報道っぽい!と思いました。
また細かい部分で言うと、
「一方で」などの文頭、ここから少し変わりますよという合図である事が分かる様にしっかり読んだり強調するような話も教えて頂きました。 今まで分からなかった事、掴めなかった事が少し見え出したおかげで報道がどんどん変わっている感覚がうれしくなりました。
正直楽しくなかった報道というジャンルが今は楽しい!
収録してみて、まだかなり中途半端だけれど気づき始めたから変わるはず。
もっと研究してみようと思います。
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今回のボイスサンプル制作を終えて出た課題として、私には頑張ってる感が目立つとの事。頑張ってる感がダサいというあれ。
実際、余裕のある読みは出来ておらず、どれもはって頑張っている感じ。
もう少し力を抜いたような、さらっとクールに出来るようにしたいけれど、それは今のところ全く分かりません。
ただ、逸見さんの授業でウィスパーをした際にマイクを通して聴いてみて、凄くその音を感じる事は出来ました。
なんだろう、あの安心して聞けない感じ。聴いていてちょっと不安と言うか、ソワソワしちゃう感じ。
頑張っている感が全文で前面に出ていると、”安定感”みたいな物が無く聞こえてしまうのだろうか…
対して、他の生徒さんのお声を聴いて力の入っていない心地よさ、不安にならずに聴けるあの感じ。耳では感じられたと思います。
このタイミングで、何人もの音を聞けたのはラッキーでした。
でも、どうすればそうなるかは分からず。
それぞれのジャンルで課題が出たのでそれをまずはこなして、頑張ってる感の改善は今は頭の片隅に置いておこうと思います。
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堀場さんに、今回何度も言われた事は全体的によみに集中力が足りないという事。
特にドキュメンタリー。
ドキュメンタリーを読んだ時、きめて読むよりハッと何かに気づいたような、一点を見つめて、そんな読みをと言われました。
声は作らず息多めなイメージ。
実際にボイスサンプルでドキュメンタリーの序盤、やってみました。
「気持ちよくよむ」ではないドキュメンタリー、今回1番の苦戦。
原稿とモニターと壁の更に先の一点だけを見つめて読むとアドバイスを頂きました。気持ちよく読んでしまった時とは聞こえが違う。 読みに重みを出したいと思えば思うほど表現を沢山入れてしまうけれど、あえてそれをしないからこそ出る重さみたいな物を体感した感覚。 ただ、物凄く疲れる。
そして続かない。どうしても余計な表現を入れそうになる。
すぐには出来ず、一行一行読む度に、一度頭を下げてはハッと気づいたように顔を上げて一点を見つめて呟いて収録しました。
このやり方があっていたのかは分からないけれど、読みが変わって堀場さんが言っていた事が少し分かった感覚がありました。
どのジャンルでも、繊細さというか集中力というか、なんかもっと!!だったので次回のサンプルまで細かい部分を見ていきたいです。