おはようございます!ナレーターの久保多聞でございます。
今回は『ストレートの多様性セミナー』第4回目、宮島史年先生による「情報番組の表情あるストレート表現」の授業を振り返ります。
宮島さんは長らく朝の情報と夜の報道ナレーションを務めているお方です。
しかしバーズではセミナーくらいでしかお目にかかることが出来ず、今回は貴重な機会!
どのようなレッスンになるのでしょうか。
まず宮島さんから「このストレートセミナーを受けた目的は何ですか?」と一人一人に質問。
皆明確な理由はあれどこうやって言語化する事はとても大事です。
ストレートはバラエティやCM、VP、もちろん情報・報道など全ての読みに通ずる分野です。
このストレート技術を学んで「ナレーション全体」のスキル強化を図りたいと言うのが、私がこのセミナーを受けた理由です。
他の受講生も、そこに至る経緯こそ違えど、皆一様に答えるのは「ストレートをもっと知りたい」「ストレートが良く分かっていない」というものでした。
さて、前回のブログでも触れましたが「ストレート」とはそもそも何なのでしょうか?
宮島さんは多くの人が「ストレート」という言葉に囚われすぎていると仰います。
基本聞いていて意味が分かるものは全てストレートなのである、とのことでした。
しかし「フラット」とは違う。「ストレート」はしっかりとそこに"表情"をつけなければならない。
そこで今回の授業です。
読みに表情をつけるヒントは「元気玉(ドラゴンボール)」であると。
映像、音楽、ディレクターとのやり取りなど色々な所から少しずつ元気を分けてもらい、元気玉を作って放つ(ナレーションする)!
つまりは作品とまみれるということです。
じゃあどうやって元気玉を作るのか?
それはもう究極「慣れ」でしかないのです。
そこで今回の授業ではまず各々情報番組の原稿とそれに合わせたいBGMを用意してもらい、
実際に読む時にBGMを他の人とシャッフルして読むと言うことでした。
現場ではどんな音楽が入っているか分かりません。
その中でちゃんと"ノった"ナレーションが瞬時に出来るかどうか。
それを鍛える、慣れるための練習法としてをこのレッスンを提案してくださいました。
「センスは知識」そして「スキルは慣れ」という事を改めてレッスンを通して教えていただきました。
宮島さんお忙しい中3hもたっぷり教えて頂きありがとうございました!
久保多聞