チャンスのつかみ方!

都さゆりです!
早いもので今期も残りわずかですね。
私の授業も今週のベーシックで最後です。
皆さん、日々ナレーター目指して奮闘なさっていることでしょう。
そんなテレビを目指す皆さんにとって、
今夜の「ドラクロワ」は興味深いと思いますよ!
映画コメンテーターのリリコさんがテレビの仕事を獲得するまでのドラマチックな苦労話!
今の活躍の陰には、ビックリするようなどん底の日々があったのだそうです。
努力の末、成功をつかんだ彼女の信念は説得力がありますよ〜!
ドラマチックな苦労話、
「ドラクロワ」
NHK総合、今夜、月曜夜10時55分〜
ぜひご覧ください!
明日の朝は
テレ朝「スーパーモーニング」
月、火、8時〜
こちらもよろしくね!

緊張と緩和と間と・・・

どうも、訳あって土曜のアフターに紛れ込んでたDJ-ZONOです。
先日、あおい先生がUstreamの番組で5話オムニバスの朗読劇を披露。
で、土曜のアフターバーズにて、あおい先生に朗読劇の裏話を伺いました。
興味深い話だった中で特に印象に残った話を一つだけ・・・。
5話の中の一つで「女優と演出家」のストーリー
内容としては女優が演出家に起用を志願して、あおい先生演じる演出家が
「ならばこれができるか!」と、早口言葉を言わせる・・・というお話。
次から次へと繰り出す早口言葉、
女優役のアイドル吉井さんが噛んでしまう横で鮮やかにこなすあおい先生。
その中で出た早口言葉「シャア少佐、新人歌手総出演新春シャンソンショー」×5回
吉井さんが噛んでしまう横で「違う、こうやるんだ!」
「シャア少佐新人歌手×××・・・」先生、噛んでしまいました。
・・・が、ここで!間をとって「・・・もう一度聞きたいかっ!」とリカバリー!
すかさず5回言ってのけたのでした。
で、事務所で「あのリカバリー凄かったです!」と私の感想に答えた先生。
〜あれは演劇の経験が生きたんだよ。
やり直しができない舞台では、台詞をとちってしまった時
一瞬、会場に不安や緊張が走って観客は固唾を飲むんだ。
そこで機転を利かせて本筋に戻したとき、
緊張から解かれた観客はより強く演者に心を奪われるんだ〜
なるほど!聞き手を緊張させてから、緩和を与えて心を掴む。
文章を様々な工夫で緩急や間で惹き付けて聴かせる訳ですね。
「ならば、お前にできるかっ!」
・・・がんばります!

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今期の『スクールバーズ 田子映像セミナー』本日で終了しました!
受講生のみなさんお疲れ様でした!
教えることは自らの勉強にもなり大変やり甲斐がありました!
ありがとうございました!
個性や技術は、もうみんなほとんど大丈夫!
さらに必要なのは、その作品に立ち向かう気持ち!
使ってもらってる・・のではなく一緒に作る!自分がもっと面白くする!という気持ちを持って臨んでください!
後はもう売れるだけ♪
さぁ盛り上がってまいりましょう(^0^)/
ありがとうございました!
∋CHIHIROTAGO∈

「12」〜12人の怒れる男より〜

DJ_ZONOです
CMセミナーで今期ご教導いただいた鈴木省吾さんが、舞台に上がる!
〜これまでしがない電話番所詰の身で行くこと叶わず、3度目でようやくかないましたぁ。
お芝居は法廷後の陪審員会議が舞台。
50時間の不眠を何本目かの「強強打破」でドーピングしての観劇。
大まかに言うと親父を刺した18歳の少年の事件についてこまわりくん見たいな裁判長に
「少年、お前は〜死刑!」って決められて〜
ギターウルフのセイジさんの
「ここまではただの、裁判!」
さぁ「少年の電気椅子姿」【見るか!?】【見ないか!?】どっっちぃぃぃっ!!??というアバンから始まる。
で、仕事も・人種も・育ちや境遇も各々違う12人のパネラーもとい陪審員が揃ってスタート。
「ふてえガキだ、親を刺し殺すなんて人の風上にもおけねぇ」
「とっととガキを電気椅子に送って終わらせましょうや」
みんな会場内の大方の意見の尻馬に乗ってさっさと帰りたい空気が流れる中、
田島令子さんが立ち上げってものいいを申し出ところからドラマが動き始める。
そしてこの後から、省吾さんがなんとも紳士なポジションで演じるお芝居にみとれますね。
「〜に決まってる!だってアイツを見たってやつがいたんだろ!?」
「でも見た人ってホントに見えたのかしら?」
「そりゃおまえ・・・こんな場合は普通こういうもんだろ」
「じゃぁあの現場でも?」
それぞれは違うが自分が振り上げた根拠の浅さ、
視点の狭さから来る薄いくぬるい論の矛盾が露呈してやがてそれが
それぞれの抱える経験や教育で染み付いた「普通は」という安易なものさしに頼った思い込みであることを知って追い詰められる。
(なんにせよあの日、舞台の上には私が12人いたような気がしました。)
人は誰でも生きる環境によって持つ視野は限られる。
だからその間には「疑問が」一杯横たわっている。
だから、「話し合いましょう」お互いのもつ「疑問」について。
人の生死について全く見ず知らずの市民が集って話し合うというのは素晴らしい。
世界には一握りの権力者が恣意的に人の生死を決めてしまう国もある中で
集った市民が心をリセットして1人の人間として事件と向き合う。
制度は素晴らしいがこの権利を委ねられた我々の心持ちが大切なのでは?・・・「公共の意識」ととっていいのか?
後の顛末は舞台を見ていただきたい。
毎度ながら長くなって申し訳ないです。

自分の次のステップ@あぐりー

約1ヶ月ほど、バーズのブログの世界から姿を消していたあぐりーです。twitterやFacebookも少し顔を出すのみ、自分のブログは論外。(Facebookは使い方に慣れていないという理由は棚上げしますがf^_^;)
あぐりー、ちょこっと、自分自身に問い掛けをしておりました。
『型にはめすぎてやしないかな?』と。
授業内容をプラスして毎回ブログをアップすること。
あぐりーにとって、発信力を鍛えるのにはとても大事なことでした。
一歩踏み出すことは、とても勇気がいるし、でも、避けては通れないことでもあると思ってたし。
でも、それで満足してはいないかなと。
もう、それだけじゃないよね。次の段階に進むんだよねと。
そう思うのには、ちょっとした理由があるのです。
この無意識にでも型にハマっているのが、今後のプレイにも影響してくるのではないかなと思ってしまったんです。
基本のナレーションの読みは、ものすごく大事です。高低、緩急、強弱etc.それが自分の中に構築されてないと、伝わりづらい部分は出て来るし。
でも、それを踏まえて自分のプレイスタイルがないと…と改めて思ったわけです。
次の段階として、自分のプレイの幅を広げるためにはどうすればいいのか…今まで漠然と考えてたことがより具体的に考えるようになってきました。これは今でも常に思案中です。
どこからでもヒントがもらえるからと、ついこの前は、雪の中傘もささずに、深夜の雪道を足跡がない場所を歩いてみたり(ちなみにこれはバイト帰り)
この時の心の動きは、今ではなくてもきっと活かせる―――。
改めて実感したことはこれかなと思います。
これからも、色んな方面でコメント書いたりなど顔は出していきます。墓穴掘ったりはするかもしれませんが(^_^;)
でも、これが、今のあぐりーかなと思っているのでo(^-^)o
分かりづらいところがあったらすみません。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
☆あぐりー☆

キャベツで空気が変わった。

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「ZONOの読みはまぁ…だけど、そんなこと以前に何かもの足りない。」
「ZONO、お前は根本的にズレている!」
と、そんなアドバイスを講師陣の皆様からクラスの仲間まで異口同音にいただいていながら
自分なりの答えが出せなくてじれったい日々を送っている金曜ネクストDJ-ZONOです。
土曜日の夜、友人のライブを観に行ったときに巡りあった話を聞いてもらおうと
敢えてアップしてみることにしました。ナレーションの話では無いのですが。
私と同じような悩みを抱えている方の助けになる…かなと。
〜これは、土曜の夜、小さなライブハウスで私が遭遇した出来事〜
友人の出番に併せ駆け込みで会場に飛び込んだ私。
始めは何気に聴いていたのですが…やがてステージ袖に置いてあるものが私の気を引きつけて止まなくなりました。
それは、歌う友人の傍らに…キャベツが1玉。
ただのキャベツならまだしも、周りをひと巻きお店のシールが巻かれたままの、
スーパーの店先からそのまま持ってきたような「生活感が生々しいキャベツ」
非日常のライブハウスに…日常感が生々しいキャベツ1玉??
一見ありえない取り合わせに目を奪われました。
友人の出番が終わり、代わって男性シンガーが登場。
一見ジャニーズに居そうな形をしたスレンダーな男一人。聞けば今回が初ステージだとか。
〜1曲目を歌いだします。アップテンポな曲ながら、自分の歌でもう一杯になってしまい
目の前の譜面台に置いた歌詞のメモに釘付け、ステージ下は無反応でカラオケみたいな状態に…。
初ステージ1曲目を歌い終えてMC。緊張を隠せない様子の彼がステージを降りキャベツを手にとって上がりました。
〜話によれば私が会場に着く前に出演した人が、ステージ上下でジャンケンし買った1人へキャベツをプレゼントするという
パフォーマンスをしたらしく、本来なら来場したお客が受け取るところを演者の彼が勝ち取ってしまった…と申し訳なさそうに話すのでした。
そしてキャベツを戻そうとしたそのとき〜
「キャベツ持って歌って!」
ステージ下から黄色い声がかかった、その声は次第に会場の奥へ広がっていく…。
さらには「キャベツ食べて!」なんて太い声まで上がりだす。
その声に圧され一瞬戸惑った様子から意を決して、
彼はキャベツを抱えて次の曲を歌い始めました。
ライブハウスで片手にマイクを握り、もう一方の手にキャベツを握り真剣に歌う・・・
媚びることなく、意識するでもなく、無心に体で取るリズムに合わせてスポットを浴びたキャベツが舞う。
〜その違和感が新鮮さを醸して、観客の心を掴みます!
さっきと空気はガラリと変わり、誰彼なくリズムをとり拍手を送る。
彼は更に間奏でリクエストに応えキャベツにかぶりつく!
オーディエンスはあらん限りの歓声を上げて応える!
そして間奏が終わるまでに食べきれず歌い出しで咽(ムセ)る!
…体勢を立て直しキャベツをステージ袖に置いてラストナンバー。
オーディエンスの一人がキャベツを取り上げ掲げてリズムに乗っています。
更にはテンポに合わせてキャベツを放り上げて盛り上げます。
〜もしこれが矢沢永吉のライブのように無数のキャベツが舞い上がったら〜
…なんて思いながら観ているうちに終了。
初ライブを終えた彼は上気した顔で照れくさそうに短く礼を述べてステージを降りていったのでした。
ライブ終了後、漏れ聞く会話の中に「キャベツの人が・・・」と話題に上がり
帰り際に「キャベツ!頑張れよ!」と声をかけて行く人もいたり。
その夜、彼は初ステージで他に5組いた常連の演者を超えて
名は覚えられなくても自分のお客を超えて来場者に記憶を残したのでした。
これは偶然の結果〜ではあるでしょう。
そして彼には二度と訪れない、二度求めてはならない偶然でしょう。
でもあの時、2曲目に入るとき
キャベツをステージ袖に戻していたら…
キャベツをあざとく振り回して歌っていたら…
結末は全く違ったものになったでしょう。
もし、この一連をナレーターに置き換えたら。
営業でこのインパクトを残したなら…。
このライブは偶然の出来事ですが。
プロとしてこの「歌・ライブハウス・キャベツ」に匹敵する、
「違和感がありながら新鮮味を醸す」表現を掴んだら・・・。
このところの私の読みを振り返ってみて…
もしもあのステージで私がキャベツを持って上がったならば
これ見よがしにキャベツを振り回して、会場に大いにしらけさせた事でしょう。
売れるための要素として教えを受けた17か条の内の「運・華・品・毒」で
その機会を得た「運」
キャベツの存在が「毒」
キャベツの扱いが「品」
キャベツでなければ「華」とできたかもしれない。
心を掴むプロはさりげなくキャベツを持っている。
それはホンの薄皮一枚かもしれない。
でもその一枚の扱い方を熟知して現場に向かい表現を幾倍にも生かしている。
いや、誰もが内にキャベツをまたはその種を持っているはず。
自分のうちに信じる何かを感じたからこそ、ここに居るんじゃないのか!
ここまで、「ぬるい」「つまらない」「面白くない」と結果が出せなかった私が
そして、今同じ悩みを抱えているあなたが求められているのは。
「正しく読む、その上に心を掴む表現」そして、私が小さなライブハウスで目撃した空気を破ったあの瞬間なんだ。
そしてここが終わりではなく始まりなんだ。
ここを通り抜けた人には屁でも無いだろう。
というかまだズレているとほくそ笑むかも知れない。
でも、私は空気を破る。破ってみせる!
長い文になってしまい申し訳ありません。
観たこと感じた事を忘れぬうちに可能な限り綴ってみました。
差し支えなければ「バカ!」の一言でも感想をいただければ幸いです
最後まで読んでいただいたあなたに
如何なる感想を持たれたとしても厚く御礼申し上げます。

鈴木省吾さんの舞台

土N&CMの鈴木です。
CMセミナー講師、鈴木省吾さんの舞台「12」〜12人の怒れる男より〜を観てきました。
原作は、1950年代のアメリカのTV番組で、その後、映画や舞台になり、現在に語り継がれているほどの名作。・・・僕はいままで知りませんでしたが(汗)
本筋はいわいる法廷サスペンスです。
少年が殺人事件を起こし、目撃証言、物証は少年が有罪だと示している。12人の陪審員のうち11人は当初、有罪だと決め付けていたが、1人の陪審員は有罪に疑問を感じ、無罪を主張する・・・。
27日まで上演しているので詳細は書きませんが、内容は、陪審員達が無罪・有罪を巡って、一室で激しく争う物語です。
省吾さんは、その中の陪審員。脚本も面白しろかったんですが、やはり、バーズではみれない役者の姿を拝めました。そのお姿は新鮮で、活き活きしてました。
また機会があれば、省吾さんの舞台を拝見したいと思います。まだ上演してますので、興味のあるかたは足をお運びください。
【公式HP】
http://www.nelke.co.jp/stage/12/