ストレートの多様性セミナー、控えめに言って最高

水曜コアクラスの小川真由美です。

10月にバーズの門を叩いて3ケ月。早くもコアの前半を終え折り返しに入ります。コアの皆さんには自己紹介で述べましたが、アナウンサーとしてそこそこ結構だいぶ長く仕事をしてきまして、仕事の幅を増やしたい!でも待っていてもなかなかチャンスは巡って来ない、ならばどうする!そんな時に出会ったバーズの入学ガイダンス、学長の言葉に衝撃を受けます。 「もしかして、仕事が来ないの◯◯のせいだと思ってます?」「え!?違うんですか!?」
…全世界公開型ブログのため部分省略させてください。
一大決心をして、一旦アナウンサーの衣を脱ぐべくバーズに入学したのですが、これがどうして脱ぎ方が分からないどころか鎧化している我が衣。発声の基礎のやり直しから滑舌磨き直し、何よりもアナウンサーとナレーターの違いに頭を悩ませ、日々頭から湯気を出しつつマイクに向かっています。

さて、そんなちょっとひねたヒヨコがこの度出会ったのが『ストレートの多様性セミナー』でした。ストレートってなんだろう、アナウンサーが読むニュースとどう違うのだろう、もしかしてここに来たら何かの糸口が掴めるかもしれない…。初回の授業で度肝を抜かれました。まずみんなよく喋る(笑)我がコアクラスは私も含め全員初バーズにつき緊張しながらも必死で食らいついていこうと精一杯のメンツばかりですが、今回のセミナーメンバーはほとんどが”成鳥”の皆さん。卒業生かつ第一線で活躍をする方々も多く、講師の先生方のお話に有声で頷く、意見を発する、質問も頻繁にする、よく笑い声を上げる。なんか楽しいぞ。何よりも1人1人の発表がそれぞれの完成された作品を聞いているようで、でも先生のアドバイスでその作品がさらにガラッと洗練されて…。同じ原稿でもこんな風に表現するんだ…。同じ原稿でもストレートって人によってこんなにも違うんだ…。アフターで聞けるお話も貴重で、毎週楽しくて楽しくて仕方なく『眼福』ならぬ『耳福』でした。あぁ、全5回が終わってしまって残念。次なる機会があればまた是非とも参加したいです。

企画してくださった畠山さん、教えてくださった目黒泉さん、墨屋那津子さん、山本健太郎さん、宮島史年さん、よしいよしこさん、そしてそしてご一緒させて頂いた皆さん、ありがとうございました。とても貴重な経験でした。頂いた沢山のヒントを胸に、年明けコア後半も頑張ります!

おしまいに。1月2・3日の箱根駅伝のラジオ中継に携わっております。文化放送をキーステーションに全国33局ネットで選手の個別情報やわネタを担当しています。よろしければ是非テレビと合わせてお聞きください。

それでは皆さま、良いお年をお迎えください。

王道とは「近道」のことである

皆さんこんにちは。今期の目標は「脱優等生」、秋18期モードの北村です。

ついに、今期も半分が終了。毎回そうですが、バーズにいるとあっという間に時が過ぎていきます。

ということで、12月14日は田子先生の「バラエティの王道」でした。私の中で、王道って、もうちょっと決まってるのかなと思っていて、日常でも「これが王道」みたいに使うじゃないですか。しかし、田子先生の授業ではいくつかの「こうやってみるのもいいよね」を提示していただけるものの、「思ったよりも自由だ!!」って感じなんですよね。

「王道」を調べてみると、

「有徳の君主が仁義に基づいて国を治める政道のことです。また、安易な方法や近道の意味でも使われることがあります。」とのこと※1。

つまり、王道=定番というわけではないようです。

ということで、今回はどっきりの原稿だったので、まさに「いたずらする悪い人」な感じで臨みました。

一応、最低限の目標は達成していたようです。

そして、もう一つ。「甘いガムシロップ」の「甘い」を、「あまーい」みたいにやってはいけないよという話。私、前回のモード受講時はどっきりだから通常より甘い特性ガムシロップみたいなのを入れたんだと思ってたんですよ。ところが、実はそんなことはなかったらしく、普通に「甘い」と読まなければいけなかったという、ある種のトラップでした。

原稿から想像ができるというか、空気を読んで「こっちだろうな」と、自分で色を加えることが必要な時もあれば、言葉通りに受け取っておいたほうが良い時もあるようです。ちなみに、言葉通りにならないときは、たいてい絵がすべてを物語っている感触です。

過去のマネージャーとの会話で、「まじめなことを言ってるのに絵がポップだからナレーションもはじけていいかも」と聞いた時は衝撃でした。

ということで、
基本→王道→オリジナル

へ、ステップアップできるように残りの半分も頑張ります!!

最後までお読みくださりありがとうございました。

本日も笑顔120%な1日を。

※1 参考文献

実は深い「王道」の意味とは?よく使う類語から覇道との違いもご紹介

https://domani.shogakukan.co.jp/1006906

元気玉でテニスラリーをする

おはようございます!ナレーターの久保多聞でございます。

今回は『ストレートの多様性セミナー』第4回目、宮島史年先生による「情報番組の表情あるストレート表現」の授業を振り返ります。

宮島さんは長らく朝の情報と夜の報道ナレーションを務めているお方です。
しかしバーズではセミナーくらいでしかお目にかかることが出来ず、今回は貴重な機会!
どのようなレッスンになるのでしょうか。

まず宮島さんから「このストレートセミナーを受けた目的は何ですか?」と一人一人に質問。
皆明確な理由はあれどこうやって言語化する事はとても大事です。

ストレートはバラエティやCM、VP、もちろん情報・報道など全ての読みに通ずる分野です。
このストレート技術を学んで「ナレーション全体」のスキル強化を図りたいと言うのが、私がこのセミナーを受けた理由です。

他の受講生も、そこに至る経緯こそ違えど、皆一様に答えるのは「ストレートをもっと知りたい」「ストレートが良く分かっていない」というものでした。
 
 
さて、前回のブログでも触れましたが「ストレート」とはそもそも何なのでしょうか?
宮島さんは多くの人が「ストレート」という言葉に囚われすぎていると仰います。
基本聞いていて意味が分かるものは全てストレートなのである、とのことでした。
しかし「フラット」とは違う。「ストレート」はしっかりとそこに"表情"をつけなければならない。
そこで今回の授業です。

読みに表情をつけるヒントは「元気玉(ドラゴンボール)」であると。
映像、音楽、ディレクターとのやり取りなど色々な所から少しずつ元気を分けてもらい、元気玉を作って放つ(ナレーションする)!
つまりは作品とまみれるということです。

じゃあどうやって元気玉を作るのか?
それはもう究極「慣れ」でしかないのです。

そこで今回の授業ではまず各々情報番組の原稿とそれに合わせたいBGMを用意してもらい、
実際に読む時にBGMを他の人とシャッフルして読むと言うことでした。

現場ではどんな音楽が入っているか分かりません。
その中でちゃんと"ノった"ナレーションが瞬時に出来るかどうか。
それを鍛える、慣れるための練習法としてをこのレッスンを提案してくださいました。

「センスは知識」そして「スキルは慣れ」という事を改めてレッスンを通して教えていただきました。

宮島さんお忙しい中3hもたっぷり教えて頂きありがとうございました!

久保多聞

教えの取捨選択

取捨選択する勇気を持てるようになりました!
秋18期コアの青木丈です。

先週行われた目黒先生の『ストレートの型』の講義。今回の講義は緩急や間などの計画を原稿に書き込んだ上で進んでいきました。このように改めて読み方を分類すると、普段聞いているOAにもこれほどの種類が存在していることに驚愕しました。

実際に読んでみると、今回はアナウンサー読みになってしまいました。
後から録音を聞いてみると音の高低の幅が狭いだけでなく、主観を失った読みになっていたことを自覚。「気づけたのであれば直せる」の精神に則り、改善に向けて励みます。

これを機に、例えばNHKを見て「このナレーションはアナウンサーorナレーターどちらが読んでいるか」を聞き分けることを始めました。自分の耳に確固たる判断基準を植え付けたいと思います。

また、東京大学の教授らが開発した『韻律読み上げチュータースズキクン』というツールを教えていただきました。
あくまでも機械のため、盲目的に信頼するのは危険ですが、ツールを試すだけでも楽しく、練習時に読み方がふと気になった際に参考にする良き相棒となりました。

そして講義終盤、先生から「青木さんは色々と吸収が早い分、教わったことを何でもとりあえず取り入れようとする傾向があると思います。例えばボイスサンプルを録る時も、その直前に教わった事柄に左右されてしまう可能性があるので、取捨選択は大切ですよ!」というお言葉をいただきました。

さらに、アフターバーズでは畠山Mgrより「教えられた事を全て取り入れようとすると個性といった角が削られて『ただ上手い人』になりかねないよ」というお言葉もいただきました。

私の今の学び方は、これに片足を突っ込んでいるわけです。恐ろしさと共に、教えを取捨選択する勇気を持てるようになりました。

同時に畠山Mgrから「目標設定をして、それに向けて取捨選択して、また別の目標が定まった時には別の取捨選択をすれば良い」というお話も。
取捨選択しても、この身で学んだ学びが消えるわけではないのですから、今立てている目標に必要なモノを選んでいこうと思います。

この日のアフターバーズは途中で京都出身vs北海道出身の対決(???)もあったりと、めちゃくちゃカオスな時間もありましたが、得られた学びは相当なものでした。

さらに帰宅直前、再び畠山Mgrと超個人的なお話をする機会にも恵まれ、非常に濃い一日を過ごすことができました。

この日にお会いした・お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

そして、ここまでお読みいただいた皆様も!
今週もありがとうございました!!

青木 丈

🦖八千代菜々美1人バーズブログ⑥🦖

八千代の怪獣ナレーター八千代菜々美です!

8のつく日は八千代の日‼️
今日の内容は
【軽やかさを癖づけたい!】です!

今回もPCの調子が悪いため、ボイトレで得た事をお伝えしたいと思います!

最近の私の悩みはどうしても重さや硬さが抜けずに軽やかさがないところ、、、

声の出し方を聞いていただく中で自分の癖が見えてきました。

まずひとつは素早く高いところに行くのが苦手なこと。
どうしても頭を下げてしまう私は暗さが抜けずに重たくなってしまう!
そこで参考にさせていただいたのは四本木さんです。
どうやら聞いていくと単語単語で頭を高くしており、それが軽やかなリズム感を作り出しているみたい!!

これに対する練習法は
単語単語で毎回音を高くすること!
この時に指で補助をつけながらやるとやりやすく、同時に瞬時に単語を見分けるという技術も身につくのでどこを立てたいのかなどを短時間で考える時に役立ちます!

続いての癖は声帯の横の力を使っていて伸びやかな音が出せていないこと。
横からギュッと声帯を締める事で声を出しているらしいのですが、上下に伸ばす縦の力を使うとより伸びやかな声が出せるようになるそうです!

練習方法はこちらも手を使って上下に引っ張るイメージをしながら「あ⤵︎〜あ⤴︎」と色んな高さの音を出して感覚を掴むことです!

ラストは力でゴリ押ししてしまうところ。
やるぞ!とおもうとどうしても前に前に押し出すばかりで圧がすごいんです。軽やかさに欠けますね、、、

こちらは単語毎にデコピンをして、まずは子音をしっかりためる力をつける。
そして今度は指を離す瞬間に力を解放して伸びやかな発声をする事!
頭ではわかっていてもどうしても"解放"が難しい、、、

今までは元気いっぱい!力強く!やる気MAXで!
という考え方でいましたが、ゴリ押しするだけでなく力をためて解放するという力をつけて、余裕を持って伸びやかにより自由な表現をする事も大事なのだとわかりました。

バーズで教えていただいたド頭MAXは忘れずに、その中でも遊べる余裕を持てるよう引き出しを増やして行きたいと思います。
とにかく今は新しい技術の癖づけ期間!
頑張ります💪

次回もお楽しみに‼️
ガォ〜🦖

八千代菜々美

自分の登る山ってどんな山?

秋18コアの武居ゆりです。 墨屋那津子先生にボイトレ、そしてオプションで声帯トレーニングをご指導いただきました。 開眼! ボイトレということで、すぐに声のご指導かと思いきや、ブランディングに通じる印象診断からスタート。え!?そういえば!!どうしてわかるの!?あーそうだったのかー!!と、こんな感じです。こんな感じって!?という声が聞こえそうですが笑 潜在意識にあった自分を顕在意識に引き上げていただいた感じです。これはぜひご自身で体験されてください。本当の自分に出会えます。 続いて声のレッスンです。ゆっくりした呼吸から始まり、かけていただく言葉の通りに、頭も体もリラックスさせて呼吸と発声を続けます。すると、なんと!自分ではこれまで聞いたことのない声が!!本当の自分の声です。否、この段階では正しくは自分の「音」。「声」にするにはまだ段階が必要です。毎日訓練して3ヶ月ほどとのこと。11月に始めたので、順調にいったらコアを終える頃には手に入れられるでしょうか!?楽しみに練習を続けます。 オプションでは、先生含め参加メンバーからも印象フィードバックをいただいて、自分が登る山をイメージするのにとても役立ちました。声帯トレーニングでは、本当の地声の響きが小さな声でもどれだけ通るものなのか(ひそひそ声でもドアを閉めた隣の部屋まで聞こえたのには驚き!)、そして、地声をしっかり前に出す時に声帯がどのような状態であり、その状態をコントロールできるようにするためにどのような訓練が必要か、について理論的かつ実践的に教えていただきました。そして、この声帯トレーニングのステップ、コアやモードで取り組んでいる各ステップが、それぞれこの登山のどこに位置しているのかが明示されました。今なすべきことは、声帯トレーニングと表現のトレーニングを両輪として取り組むこと。その先に両者が融合する時が来る。その「時」を目指して、一歩一歩、歩を進めていきたいと思います。

ストレートど真ん中ーっ!

「多様性」というと、昨今よく耳にする言葉ですよね。しかし色々な観点からその意味を考えることができ、一言で定義するには非常に難しい言葉とも言えます。
一方で「ストレートナレーション」もややそれと似た立ち位置にあるように思えます。
インターネットで調べてみても「ストレート」の明確な定義はイマイチ捉えづらく、世間的にも人によって微妙に解釈にズレがあるようにも見受けられます。

この「ストレートの多様性セミナー」は、その"二項目"を掛け合わせた、
ある意味ではとても実験的なセミナーなのかも知れません。
そして毎回受ける度に様々な学びがあるわけです。

今回の山本健太郎先生の授業は特にその事を感じた授業でした。

と言うわけで今週もセミナーの振り返りを行います。
ナレーターの久保多聞です!

今回の授業題材はご自身がナレーション担当されているニュース番組からの抜粋でした。
しかし典型的なニュース原稿ではなく、所謂"衝撃映像"系の原稿。
これを「報道」としての緊迫感を乗せて読むことがこのレッスンでの課題です。

油断をするとすぐに「報道」からずれてしまいます。
山本さんはそこを的確に細かく指摘してくださいます。

山本さんのレッスンは報道としての緊迫感の出し方を、ご自身の経験に基づいたメソッドやスキルの練習法などを交え、その上でどのようにナレーションを構成していくか丁寧に示してくれます。
そのレッスン法はどことなく藤本さんを彷彿させる授業でした。

今回のレッスンでやはり重要だなと再認識したのは「引き出し」を持つことです。
それを適材適所でちゃんとチョイスして表現できるかどうか。
それが「ストレート」と言うジャンルの中でも必要である。
そしてそれが「多様性」であると感じます。

全てのジャンルに通ずる「ストレート」と言う技術を色々な講師の方々の目線で教わることができる。
それだけでもセミナーを受けた甲斐があります。
全ての授業を受けた時にまた新たに落とし込めるものがありそうです。

丁寧に教えてくださって非常に分かりやすい授業でしたm(_ _)m
健太郎さんありがとうございました!

ナレーター 久保多聞