赤か青か、それは自分次第

武信マネージャーによるブランディング授業「営業論」第2回を振り返ります。

第1回でのテーマ「ビジネス視点を持つ」という観念を、どう具現化するかという実践テクニックでした。

実際武信さんもマネージャー始めた際は、すでに取引ある会社は担当が決まっているため、

自らで開拓する必要があったそうで、

制作会社をア行からリストアップし、取引無い会社を見つけ、HPから訴求点を見出したそうです。

その会社の製作実績から、企業案件が多く、その中でバンダイの実績に目をつけ、

バンダイ作品のアニメ主役声優が所属していたこともあり、まずはテレアポから直接社長とは話し取引に繋がったそうです。

その制作会社は当時マンションの1室にあったそうで、

小規模事業者だと決裁権を社長が持っていることが多く、

かつ気さくに話を聞いてくれて、気軽に繋いでもらいやすいそうです。

HPから社内状況を想像する、もしくは実際に会社を外から見てみる、ことでも

どう営業をかけるかというアイデアは生まれそうです。

また、スポーツ大会や展示会などを開催時期をリストアップすることで、

時期需要に対して1年間のルーティーンを作っているそうです。

例えば来年はパリ五輪なので、それに向けて番組も作られると思うので、

具体的に1種目に絞って、サンプルを作ることで訴求性が高くなりそうです。

その中でも忘れてはいけなのが、「新人ならどの枠に入れるか」ということ。

新番組であってもGP帯ではなかなか新人がポンと入れることは少ないため、

新人が入り込みやすい部分にフォーカスすること。

例えばそれは、

・超売れっ子ナレーターの完コピで、予算・スケジュール・裏番組問題が出た際に候補に入る作戦

・各局の「単発特別編成番組」「新人D企画枠」狙い

・深夜低予算のアナウンサーナレーション番組に自らナレーションをつけて訴求する

などの考え方を教示いただきました。

特に仰っていたのが「プロとしての番組の見方」をしてほしいということ。

・新番組の展開、視聴率、評判

・新人ディレクターを抑える

・ゴールデン帯に上がるか

・番組制作の事実上の決裁者は誰か

・なぜその番組をその制作会社が担当しているのか

など。

表に出ない情報をいかにゲットし、いかにブルーオーシャンに近づけるかの工夫は山ほどあ流のだな、と思いました。

武信マネージャー、2回に渡り貴重な授業をありがとうございました。

17期秋ブランディング

堀川輝幸