日が経ちましたが、義村学長によるブランディングクラス「戦略」について振り返ります。
毎回、この授業の内容をブログに上げる人がいないとのことですが、中々どうして…。文章にまとめるのは難しいです。
一つ一つは理解できても体系的に捉えることが難しい。
「バーズは考え方だ」という言葉の芯を捉える授業だと感じました。
まず「戦略」とは何か。
辞書的な意味では「戦いに勝つための大局的な方法や策略」となります。
大局的な概念なので、具体性を帯びるまではフワフワしてしまうのかもしれません。
「戦略」は何のために立てるのか、それは「ビジョン」の実現のためです。
目指す「ビジョン」は各々違うので、ここではざっくり「ナレーターとして売れること」にします。
ナレーターのビジョンとは?
「売れている状態」をイメージにすると「人工衛星にのる」こと!そのためには「ハングライダーのように高く長く飛ぶ」こと!
人工衛星のように、最初は強力な爆発力が必要だが、第2ロケットを経て、成功すれば周回軌道にのることができれば、長く活躍できる。
そのためにはハングライダーのようにまずは高く飛び、墜落しないように飛び続け、チャンスを見つける。
目先の成功に最短距離で進もうとすると、低空飛行になり墜落してしまう!
この2つのイメージを持って戦略を考えていくことが必要です。
ここで注意が、ナレーターに来る仕事には2種類あるということ。
「オンリーワン(誰でもない)の仕事」と「サムワン(誰でもいい)の仕事」。
「オンリーワンの仕事」が取れなければ、周回軌道には乗れず、ナレーターとして活躍しづけることが困難になっていく。
なので、ナレーターとして取るべき生存戦略は「オンリーワンになる」ことになります。
オンリーワンになるための戦略の本質が、
①顧客にとって価値があり
②競合にまさり
③自分の強みを活かす
の3つの要素になります。
このそれぞれに戦略を立てていく。
①「顧客」戦略
「イノベーター理論」におけるオピニオンリーダーを撃ち落とせるかが新人のカギ。クリアできればレイトフォロワーにも使われるようになり、売れ続ける人工衛星の周回軌道に乗れる。オピニオンリーダーが好む驚き、刺激、センス、意外性、笑い、批判精神などなど、どんどん挑戦していこう。
②「競合」戦略
「ランチェスター戦略」が特に紹介されました。強者(大手)の戦い方vs弱者の戦い方を示した戦略論です。
弱者は強者の逆を行く。局地戦、一点集中、接近戦など、大手では取りづらい戦法を積極的に行なっていくことが弱者の戦い方とのことでした。
③「強み」戦略
自分の「好き」だったり「経歴」「マイナス要素」「他人から言われたこと」などに「強み」が眠っている。授業、アフターバーズなどを最大限活かして、通学終了までに自分の「強み」を発掘したいですね。
こうして立てた戦略を実行していく術が次回の「戦術」。
戦略と戦術は、孫子曰く「戦略なき戦術は、敗北の前の戯言である」⇔「戦術なき戦略は、勝利に至る最も遠い道のりである」というように、切っても切れない腐れ縁のような関係です。
どれだけ戦略を立てても、それを具体的に市場、顧客に届ける営業戦術がなければ絵に描いた餅。
今では当たり前にコンビニで買っている「水」。
どのようにして商品化できたのか、に営業戦略が詰まっているということでした。
購入価値が感じられなかった商品を、どうオピニオンリーダーに見出させ、レイトフォロワーに波及させ、当たり前の商品にしていったか。
まさに「水」商売こそ、ナレーション商売の型とのことでした。
その営業戦術の為に「キャッチコピー」「キャプション(短い自己紹介)」を考えて発表という次回のお題が!
自分を棚卸しする良い機会だと思って、考えてみたいと思います。
義村学長、ありがとうございました。
時間をかけて、より腑に落としていきたいと思います。
ブランディング17期秋
堀川輝幸